解説
晩年の黙阿弥が門弟の為に書き記した一書。本資料は河竹繁俊による複製本。「大正十四年七月一日、河竹繁俊誌す」とある「解説」に「門弟の請によつて書いたもの」「多分明治二十年以後七十三四歳頃のもの」「原本である自筆本は、高弟の一人故竹柴其水が秘蔵」し、「一昨年の震火を免れた」と経緯が説かれる。脚本作法を教示したものではなく、「江戸末期から明治へかけての江戸狂言作者の勤めぶりや生活ぶりを大凡知ること」(「解説」)ができるというとおり、立作者から、二枚目作者、三枚目作者、狂言方(四・五枚目作者)、見習いに至るまでの作者としての業を細部にわたって伝える内容である。
収録されているデータベース
文化遺産オンライン
国や地方の有形・無形の文化遺産に関する情報を公開することなどを目的とした文化遺産のポータルサイト。文化庁と国立情報学研究所が、共同で運営しています。
最終更新日
2026/06/02