解説
隈:奴の隈。目の周囲はむきみの隈。額に描く二本を癇癪筋といい、額に走る血管の漲りを表し、力強さを表現する。また大きな黒ひげも奴の特徴的な化粧。役者:二代目尾上松緑。役名:『関三奴』の奴。昭和10年(1935)10月、東京歌舞伎座上演時のもの。この時は松緑のほか、中村章景・十五代目市村家橘・大谷廣太郎・六代目坂東薪水・二代目尾上九朗衛門ら当時の若手が出演している。署名:「二代目松緑(朱印)錦扇」。二代目尾上松緑:大正2年(1913)~平成元年(1989)。七代目幸四郎の三男。六代目菊五郎に入門。師譲りの世話物はむろん、父譲りの時代物も得意とした。日本舞踊藤間流勘右衛門派家元として、踊りの名手としても知られた。国立劇場の正月公演で、歌舞伎十八番物の復活に努めた。
収録されているデータベース
文化遺産オンライン
国や地方の有形・無形の文化遺産に関する情報を公開することなどを目的とした文化遺産のポータルサイト。文化庁と国立情報学研究所が、共同で運営しています。
最終更新日
2026/04/10