解説
白地の大鉢に花柳章太郎が梅の絵を描いたもの。梅は画題として用いられることが多いが、章太郎も好んでよく描いた。晩年、長年住み慣れた柳橋から代々木のワシントンハイツ (在日米軍施設)の傍に移り住んだ章太郎だが、庭に植えられた枝垂れの紅梅を気に入っての転居だったという。 また梅は新派にとっても重要なモチーフで、新派の財産ともいえる「婦系図」(泉鏡花原作)の「湯島の境内」の場面には梅の花が印象的に登場する。 花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成10年(1998)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。
収録されているデータベース
文化遺産オンライン
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最終更新日
2026/04/10