本文に飛ぶ

押隈 九代目市川團十郎 おしぐま くだいめいちかわだんじゅうろう

解説

隈:筋隈。荒事の役柄が描く代表的な隈。身体全体に漲る力による筋肉の盛り上がり、血管の怒張を表現している。役者:九代目市川團十郎。役名:『国性爺合戦』の和藤内。明治20年(1887)4月、東京市村座上演時のもの。『国性爺合戦』は近松門左衛門作の人形浄瑠璃、正徳5年(1715)11月初演。歌舞伎に移入されると、荒事の演出が採用される。面白いのは和藤内の隈も場面が変わると、一本隈から筋隈へ変化する。劇的進行に伴う心理変化を表してる。隈取による巧妙な演出である。額装の裏書:「明治二十年四月三日/市川團十郎ヨリ到来/市村座ニテ九代目團十郎/和藤内ノ面隈」「明治二十年四月三日市村座/九代目市川團十郎和藤内紅隈(朱印)林若樹氏」。九代目市川團十郎:天保9年(1838)~明治36年(1903)。劇聖と敬われる近代歌舞伎最高の名優。七代目坂東三津五郎によると團十郎は、隈を両の指先で、大まかに描いたそうである。

メタデータ

教育

利用できない

非商用

利用できない

商用

利用できない

資料固有の条件

コンテンツによって異なります。詳細は、各館にお問合せください。
https://bunkaedit.nii.ac.jp/guide.html

収録されているデータベース

文化遺産オンライン

国や地方の有形・無形の文化遺産に関する情報を公開することなどを目的とした文化遺産のポータルサイト。文化庁と国立情報学研究所が、共同で運営しています。

2026/04/10