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長崎唐蘭館図巻 ながさきとうらんかんずかん

解説

渡辺秀石(1641- 1709)は長崎出身の画家。中国浙江省出身の薬種商で、黄檗僧に転じた逸然性融(1601-68)に画を学び、元禄10年(1697)には長崎奉行から初代の唐絵目利兼御用絵師に任命されました。「鎖国」下の長崎において、オランダ人は寛永18年(1641)に平戸から出島へ商館を移転し、出島内でのみ居住・交易が許可されました。中国人ははじめ長崎の町で雑居が許されていましたが、元禄2年(1689)密貿易対策のため唐人屋敷(唐館)で居住することとなりました。元禄12年(1699)には幕府勘定頭・荻原重秀(1658-1713)が長崎を巡察し、渡辺秀石に唐人屋敷と出島の絵図制作を命じています。本図巻はこの絵図の系譜を引くもので、唐人屋敷や出島における風俗を詳細に描いています。 【長崎ゆかりの近世絵画】

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2026/05/01