解説
背景に部分的に藍墨を刷いたなかで、折枝画風に葡萄が描かれています。背景の明暗、墨のにじみで濃淡をつけた葉、色の濃淡とハイライトの胡粉を付けた実と、月光の下でたわわと実る葡萄を巧みに表現しています。とりわけ、葡萄の実の質感と量感は瞠目すべきものです。ゆるやかに画面を交錯する枝振りは、下方へと伸びる蔦で構図を引き締めています。宋紫石ならではの端正さ、瀟洒さをそなえた優品です。 【長崎ゆかりの近世絵画】
収録されているデータベース
文化遺産オンライン
国や地方の有形・無形の文化遺産に関する情報を公開することなどを目的とした文化遺産のポータルサイト。文化庁と国立情報学研究所が、共同で運営しています。
最終更新日
2026/07/07