解説
不二山は、光悦作の楽茶碗の中でも最も有名で、品格特に高く、光悦五種、七種、十種にはいづれもこれを挙げている。 光悦の娘が嫁ぐ際に、先方の懇望によって、本茶碗を振袖に包んで持参したと伝えられ、一名には振袖茶碗とも呼ばれている。また、光悦筆の共箱を伴うものは極めて稀である。天保九年に比喜多権兵衛から酒井雅楽頭忠学の蔵となり、同家に伝来した。 光悦茶碗の代表作としてのみならず、和物茶碗中の白眉と称しても過言ではない名碗である。
不二山は、光悦作の楽茶碗の中でも最も有名で、品格特に高く、光悦五種、七種、十種にはいづれもこれを挙げている。 光悦の娘が嫁ぐ際に、先方の懇望によって、本茶碗を振袖に包んで持参したと伝えられ、一名には振袖茶碗とも呼ばれている。また、光悦筆の共箱を伴うものは極めて稀である。天保九年に比喜多権兵衛から酒井雅楽頭忠学の蔵となり、同家に伝来した。 光悦茶碗の代表作としてのみならず、和物茶碗中の白眉と称しても過言ではない名碗である。