解説
岡元良の被官が鍛冶屋山(備中国賀陽郡)近辺で、羽柴秀吉方の下人1人を討ち取ったことなどを、毛利輝元が賞したもの。織田信長方の羽柴秀吉を総大将とする軍勢は、この年の4月より、備中国の毛利氏領へと侵攻し、毛利方の城を攻撃する。大将の秀吉は5月には備中高松城攻めを開始している。この間、毛利方からは織田方に離反するものが続いていて、本史料は前線で活動する桂氏の労をねぎらい、毛利方としての働きを求めたものとみられる。 なお本文書は『萩藩閥閲録』4巻303頁「萩町人岡佐右衛門」文書に収載される。 「桂文書」は、安芸国の戦国大名・毛利家の家臣である、桂一族に関する史料群。戦国〜江戸時代初期の文書が中心で、まったくの新出とみられる史料も数点含まれている。 文書群の詳細は、駒見敬祐・堀川康史「【資料紹介】平成二十九年度寄贈資料「桂文書」」『杉並区立郷土博物館研究紀要』第25号(2018年)を参照されたい。
収録されているデータベース
デジタルアーカイブシステムADEAC
デジタルアーカイブを検索・閲覧するためのクラウド型プラットフォームシステム。横断検索、フルテキスト検索、高精細画像の閲覧などが可能。
最終更新日
2026/07/20
