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解説

この「繋馬図」は、縦69cm、横115cmの家型絵馬です。絵の下地に金箔をはり、画面いっぱいに杭に繋がれた黒色の飾馬が描かれています。上部に横書きに「諸願成就所」、左端縦に「奉懸御賓前馬一疋」と書かれ、奉額の心を記しています。奉額年は「慶安五年壬辰正月吉日」(1652)で、奉額者は「勢州住」(伊勢国の住人)の「荒木正三郎」という人物です。絵馬師の名はわかりません。 絵馬の一般的な分類として、享保年代(1716~1735)以前に奉懸された絵馬を古絵馬、大きさでは縦横30cm未満のものを小絵馬、それ以上のものを大絵馬と呼んでいます。したがって、この分類に従うとこの「繋馬図」は時代的に古絵馬であり、形態上からは大絵馬に属します。古絵馬はその分布や保存数が非常に少なく、近世初期以前の寺社信仰を知る上で極めて重要な資料です。 「繋馬図」は、古絵馬として貴重であることはいうまでもありませんが、それとともに大元帥明王社の信仰の広がりを示す資料として高い価値を示しています。

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教育

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2026/07/20