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解説

本作は第38回水彩連盟展の出品作で、同じ年の第33回福島県総合美術展にも招待出品されました。青々と茂る葛が紫色の花をつけ、その周りを40匹近い白、黄色、白黒模様の蝶が舞っています。青、黄色、白のコントラストが美しい本作は90センチの正方形のキャンバスに描かれ、幻想的でありながら迫力が感じられます。 本作以前から、春日部はサイズの大きい水彩画を描いてきました。大正から昭和にかけて、水彩画は油彩画より地位が低く見られる風潮があり、水彩画家たちは水彩画の質の向上と普及を求めて創作活動を行ってきました。そのために、作品を発表する折には、不透明絵の具を使用することで油彩画に引けを取らない重厚な画面を作ったり、大きなサイズの紙やキャンバスに描いたりと、様々な工夫を凝らしてきました。生涯一貫して水彩画を描き続けた画家の境地を感じさせる作品です。

メタデータ

教育

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2026/07/20