解説
あざやかな橙色の翼のある人物が、両手で何か捧げ物を持っている。ルドンは、翼のある人物をいくつかの作品に描いている。ギリシア神話に登場するイカロスの父ダイダロスは、クレタ島のミノス王のためにラビリンス(迷宮)を造った大工の名工だったが、後にミノス王の不興を買い、息子イカロスとともに塔に幽閉された。二人は塔を抜け出すために、鳥の羽を集めてロウで固めた大きな翼を背中に着け、脱出を図る。父ダイダロスは、太陽の熱でロウが溶けてしまうからあまり高く飛ばないよう息子に忠告したが、イカロスは高く飛んで太陽に近づきすぎてしまい、ロウが溶けて翼は解体し、海に墜落する。(『モネと画家たちの旅』図録、2007)
収録されているデータベース
ポーラ美術館コレクション
ポーラ美術館は、2002年に神奈川県箱根町に開館いたしました。ポーラ美術館のコレクションは、ポーラ創業家2代目の鈴木常司が40数年間にわたり収集したもので、西洋絵画、日本の洋画、日本画、版画、東洋陶磁、ガラス工芸、古今東西の化粧道具など総数1万点にのぼります。
最終更新日
2023/03/28