解説
本作品が描かれた1875年頃、モネはパラソルをさす女性と子どもという主題を頻繁に描いている。この作品に観られる女性はモネの妻カミーユ、子どもは息子のジャンである。自然豊かなアルジャントゥイユで、幸福に満ちた生活を送っていたモネ一家の日常生活の一場面をとらえた、親密な空気の漂う作品である。描かれた場所は、アルジャントゥイユとはセーヌ河をはさんで対岸に位置するジュヌヴィリエであるとされる。光と影のコントラストのなかに人物の姿は溶け込み、自然と一体化している。青い空、強い陽射し、緑の草原は、夏の感覚を観る者に呼び覚ます。(『モネと画家たちの旅』図録、2007)
収録されているデータベース
ポーラ美術館コレクション
ポーラ美術館は、2002年に神奈川県箱根町に開館いたしました。ポーラ美術館のコレクションは、ポーラ創業家2代目の鈴木常司が40数年間にわたり収集したもので、西洋絵画、日本の洋画、日本画、版画、東洋陶磁、ガラス工芸、古今東西の化粧道具など総数1万点にのぼります。
最終更新日
2023/03/28