解説
パリのほぼ中央に位置するサン=ラザール駅は、パリで最初に建設された駅。ノルマンディーなどフランスの北西部の行楽地への出発駅であり、当時、フランスでもっとも多くの人々に利用されていた駅だった。モネは、1870年代にマネやカイユボットが描いた駅を主題とした作品に影響を受け、1877年の1-4月にはアルジャントゥイユを一時離れてパリに滞在し、サン=ラザール駅に連作を制作した。そして同年の第3回印象派展にこの連作を出品した。彼の関心は、都市の風景を変化させる汽車の蒸気と光の描写に向けられ、巨大な機械がもたらす動的な雰囲気を近代的な視覚でとらえている。(『モネと画家たちの旅』図録、2007)
収録されているデータベース
ポーラ美術館コレクション
ポーラ美術館は、2002年に神奈川県箱根町に開館いたしました。ポーラ美術館のコレクションは、ポーラ創業家2代目の鈴木常司が40数年間にわたり収集したもので、西洋絵画、日本の洋画、日本画、版画、東洋陶磁、ガラス工芸、古今東西の化粧道具など総数1万点にのぼります。
最終更新日
2023/03/28