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豊の国情報ライブラリー開館30周年記念 3館合同企画展 「おおいたのアーカイブ デジタルでみる大分の宝もの」 【大分県立図書館展示資料から】

会期:2025年2月8日(土曜日)から3月23日(日曜日)まで  会場:大分県立先哲史料館1階展示室 開館時間:9時から17時まで 休館日:2月17日、2月25日、3月3日、3月17日

豊の国情報ライブラリー開館30周年を記念し、大分県立先哲史料館・大分県公文書館・大分県立図書館3館合同企画展「おおいたのアーカイブ~デジタルでみる大分の宝もの~」を開催しています。

大分県立図書館からは「おおいたの旅」をテーマに、大正から昭和初期に出版された大分県と旅に関する書籍等を展示しています。

このギャラリーでは展示している資料の一部を紹介します。

大分県立図書館

《旅のはじめはガイドブックから》

旅行に行く時、どこを見ようか?所要時間はどのくらい?名物は?などの情報を得るのに欠かせないのが、観光ガイドブックです。明治期以降、交通が発達するにつれ、鉄道・船舶会社等から数多くのガイドブックが出版されるようになりました。

『別府温泉誌』 佐藤蔵太郎/著 武田新聞舗 明治42年(1909)
『別府温泉誌』は、別府温泉に関するさまざまな情報ををまとめた総合ガイドブックです。中でも特に目をひくのは温泉の泉質や成分、効能等についての詳細な記述です。種類豊富な源泉をもつ別府温泉ならではの特徴だといえます。
『名勝解説地獄めぐり 別府案内改訂3版』 薬師寺知朧(不老町人)/編 亀の井自動車株式会社 昭和3年(1928)
『名勝解説地獄めぐり 別府案内』は、 日本で初めてバスガイドを起用したといわれる亀の井自動車株式会社が発行したもので、当時の女性車掌が使っていたであろう七五調の口上が織り交ぜられています。

《鳥になった気分で~鳥瞰図をたのしむ~》

鳥瞰図とは、鳥が上空から地上を眺めた時のような視点から描かれた絵図です。縮尺等は正しくないものの、遊び心いっぱいの絵図は、どの年代の人々も楽しめるものとなっています。特に吉田初三郎の作品は人気があり、彼の元へは全国から多くの依頼が舞い込みました。

『水郷日田景勝図絵・九州沿線景勝図絵』 吉田初三郎/〔著〕 〔昭和10年(1935)〕 
『水郷日田景勝図絵』も、初三郎が手がけた一枚です。図の中心部分を走る赤い線は久大本線で、山を越えた位置には「久留米」、「大分」と駅の名前が見えます。亀の井ホテルの創業者 油屋熊八と親交があった初三郎は、ホテルに泊まり込みながら大分県内各所の鳥瞰図を多数作成しました。
『久住山』 門司鉄道局/編 門司鉄道局 昭和6年(1931)
『久住山』は、色鮮やかな山のイラストが印象的な登山案内図です。登山のあとの楽しみが温泉なのは今も昔も変わらないようで、この案内図の中にも温泉マークが点在しています。
『別府温泉御遊覧の志を里 Pocket Guide to Hot Springs』 吉田初三郎/〔画〕 観光社 昭和2年(1927)
亀の井ホテルの創業者油屋熊八の依頼で作成されたといわれている鳥瞰図です。
『大分』 大分市/編 大分市役所 昭和12年(1937) 
大分駅付近を中心に描かれた鳥瞰図です。

《移動もまた楽し》

旅行の移動時間も、また楽しいものです。現代より交通網が発達していなかった時代、旅行の移動はどのようなものだったのでしょうか。

『別府案内 別府遊覧図絵』 大阪商船 昭和6年(1931)
『別府案内 別府遊覧図絵』は、大阪商船が発行したもので、裏面に別府~大阪航路などの時刻表や運賃が記載されています。大正から昭和初期、このような観光目的の運航はたいへんな人気を博しました。当時は5隻の客船が別府~大阪間を一日二往復し、人々の旅行の足として活躍しました。
『国東案内』 加藤宏治/編 加藤宏治 昭和10年(1935)
昭和十年(一九三五)発行の『国東案内』には各地から国東までの詳細なアクセス情報が掲載されています。列車時刻表によると、当時の大分から国東までの所要時間は約二時間三十分。なかなか遠い道のりだったようです。

豊の国情報ライブラリー

大分県立図書館

大分県立図書館は、明治35年(1902年)大分県立共育会附属大分図書館として開館しました。平成7年(1995年)世界的な建築家である磯崎新氏の設計による豊の国情報ライブラリーに移転しました。併設する大分県公文書館、大分県立先哲史料館と一体となって、「誰でも、いつでも、どこからでも」利用できる社会教育施設として、地域社会の課題解決に役立つサービスの提供を目指しています。

大分県立先哲史料館

大分県立先哲史料館は、郷土の先哲をはじめ歴史と文化に関する史料を調査研究し、展示や閲覧・先哲叢書の刊行などの活用をとおして、文化の発展に貢献することを目的としています。

大分県公文書館

大分県公文書館は、昭和62年に制定された「公文書館法」の趣旨を受け、大分県に関する資料として重要な公文書その他の記録を収集、整理、保存し、県民共有の文化遺産として後生に伝えるとともに、県民等の利用をはかり、もって学術及び文化の発展に寄与することを目的としている。