富嶽三十六景
江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎による富士山を描いた代表的浮世絵版画シリーズ
江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎の代表的な作品。富士山を描いた名所絵の白眉ともいえる浮世絵版画シリーズ。題名とは異なり、俗に「裏富士」とよばれる10図を加え(36図は「表富士」とよばれる)、全部で46図が刊行されている。版元の西村永寿堂が刊行した小説類の奥付広告などから、『富嶽三十六景』は天保2年(1831)から天保4年(1833)にかけての刊行と考えられている。この作品の刊行以前に北斎は関西への旅を経験しており、実際に富士山を見ていたと推測される。「凱風(がいふう)快晴(赤富士)」「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」「山下白雨(さんかはくう)」の3作品は三役とよばれて著名だが、それ以外にも「江戸日本橋」「駿州江尻(すんしゅうえじり)」「甲州石班沢(鰍沢)(こうしゅうかじかざわ)」「遠江山中(とおとうみさんちゅう)」など、ほとんどの作品が趣きの深い傑作となっている。単純な色彩による奇知的構図は、19世紀中頃以降ジャポニスムの風潮を通してフランス印象派の画家たちに多大な影響を与えたという。
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| タイトル | 主催者 | 会場 | 開始 | 終了 |
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東京都墨田区に所在。常設展示では、葛飾北斎の作品などを解説しています。
東京都墨田区に所在。『富嶽三十六景』を所蔵しており、HPトップの収蔵品検索から「江戸東京博物館 デジタルアーカイブ」に入り、詳細検索で冨嶽(「冨」はウ冠でなく、ワ冠であることに注意)と入力して検索すると、画像を閲覧することができる。
日本と東洋の文化財を守り伝える中心拠点としての役割を担う我が国の総合的な博物館です。
東京富士美術館は、1983年11月3日に東京西郊の学園都市・八王子にオープンしました。「世界市民を育む美術館」をモットーに、世界31カ国・1地域の美術館や文化機関との友好関係を築きながら、各国の優れた芸術を紹介する海外文化交流特別展を企画・開催しています。収蔵品は日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど約3万点に及び、とりわけルネサンス、バロック、ロココ、ロマン主義、印象派、現代にいたる西洋絵画500年の流れを一望できる油彩画コレクションと、写真の誕生から現代までの写真史を概観できる写真コレクションは国内有数のコレクションとして知られています。
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立命館大学アート・リサーチセンターのデータベース。ウェブ上で公開されている浮世絵を統合的に検索できる。画像は、東京国立博物館所蔵の「富嶽三十六景_相州江の嶋」。
『富嶽三十六景』の全46図を見ることができる。
アダチ版画研究所が運営するサイト「北斎今昔」より。
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米国ニューヨークに所在する美術館。パブリックドメインの『富嶽三十六景』の画像を検索できる。画像は「東海道金谷の不二」
米国イリノイ州に所在する美術館。パブリックドメインの『富嶽三十六景』の画像を検索できる。画像は "Kogane Plain in Shimosa Province (Shimosa Koganehara)"
参考文献
- 編集制作: 座右宝刊行会,集英社
- [葛飾北斎] [画],日野原健司 編,岩波書店
- 「冨嶽三十六景」の項
- 「富嶽三十六景」の項
- 「富嶽三十六景」の項