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在原業平

自由奔放な美男子として語り継がれる平安時代の歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。

825-880(天長2-元慶4)

平安前期の歌人。平城天皇の皇子阿保(あぼ)親王の第5子で、在原朝臣姓を賜って臣籍となり、官位は従四位上右近衛権中将にいたる。「在五中将」「在五」などとも呼ばれた。平安前期に編纂された日本初の勅撰和歌集『古今和歌集』をはじめ、勅撰集に90首近くの歌が収録されている。

『古今和歌集』に「近き世にその名聞こえたる人」(六歌仙)の一人として名を挙げられているほか、平安中期に藤原公任(きんとう)が撰んだ『三十六人撰』(三十六歌仙)、鎌倉初期に藤原定家(ていか)が撰んだとされる「小倉百人一首」にも選出されている。作風は、豊かな感情を新鮮な表現で詠み上げた歌が多い。

平安時代の歌物語『伊勢物語』の主人公のモデルと考えられており、古来、容姿が美しく、自由奔放で色好みな人物として伝説化されてきた。

『伊勢物語』は、在原業平らしき人物の一代記的構成をもつが、作者は不詳。在原業平の家集を基本に、新しい章段が増補・改編されることを繰り返しながら現在の形になったと考えられている。後世の日本の文学に与えた影響は大きく、絵画・芸能・工芸などさまざまな分野で作品のモチーフとして享受された。

江戸時代には、『伊勢物語』の絵入り本や注釈書、パロディ本などの版本が盛んに出版される一方、六歌仙を主題にした歌舞伎「化粧六歌仙(よそおいろっかせん)」「六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)」なども上演され、これらをもとにした錦絵や歌仙絵など、多くの業平像が生み出された。

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絵画に描かれた在原業平(六歌仙・三十六歌仙)

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参考文献

  1. 片桐洋一 著,明治書院
  2. 片桐洋一 著,明治書院
  3. 目崎徳衛 著,筑摩書房
  4. 片桐洋一 著,新典社
  5. 小学館
  6. 片桐洋一 監修,明尾圭造, 西村美香 編,芦屋市立美術博物館
  7. 人間文化研究機構国文学研究資料館普及・連携活動事業部 編,人間文化研究機構国文学研究資料館
  8. 秋山虔, 三好行雄 編著,文英堂
  9. 日立デジタル平凡社,平凡社