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天正遣欧使節記 1585年、イタリア・レッジオ刊 / 東京国立博物館 所蔵

キリシタン大名

16世紀末より17世紀初めに戦乱期にキリスト教の布教を保護し、自らも洗礼を受けた戦国大名

16世紀末より17世紀初めにキリスト教を信仰した大名。九州の大友宗麟(そうりん)・大村純忠(すみただ)・有馬晴信、畿内の高山右近・小西行長らが知られる。ザビエルは、布教の許可を日本の「国王」から得られなかったため、諸国の有力大名に庇護者となるよう求め、その後来日したイエズス会の宣教師もこれら大名に接近した。諸大名は領内での教会堂建立を認め、布教を保護する一方、ポルトガル船の寄港により金品や武器類などを獲得することを望んでいた。最初のキリシタン大名は永禄6年(1563)洗礼を受けた純忠(教名ドン・バルトロメオ)であり、初期の改宗者右近の影響により蒲生氏郷(がもううじさと)、黒田孝高(よしたか)らの武将、細川ガラシャ(細川忠興[ただおき]の妻)らがキリシタンとなっている。晴信・宗麟らはローマに天正遣欧使節を派遣した。豊臣秀吉の家臣であった右近や行長は、天正15年(1587)のバテレン追放令(宣教師追放令)当時棄教を迫られるが、右近は領地を没収されてなお信仰の堅持を表明した(のち江戸幕府によりマニラへ追放)。行長は信仰を棄てたとしながら、宣教師をかくまうなど、その死まで信仰を保持したという。

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  • キリスト教伝来やキリシタン弾圧、有馬氏の拠点日野江城と原城などをテーマとし、キリシタン遺物も展示する。

  • 1987年大阪府茨木市千提寺地区に開館。この地区は「隠れキリシタンの里」として知られ、キリシタン大名高山右近の領地であった。

  • 「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」をコンセプトにした博物館です。

  • 大分市によるサイト。

  • 高槻市観光協会公式サイト。大名の地位を捨ててまでもキリスト教の信仰を貫いたことで知られる高山右近。彼の生涯と高槻に点在する関連スポット(城跡、教会など)を紹介する。

  • キリシタン大名大村純忠と、キリシタン弾圧の歴史を物語る史跡を紹介する。長崎県大村市観光情報サイト。

参考文献