稲作
日本では縄文時代の終わりに稲作が始まったとされる。弥生時代以後は農耕文化の基盤となり、日本の習俗とも深く結びついてきた。
イネを栽培すること、またその出来ぐあいをいう。イネはほとんどが熱帯から温帯にかけてのアジアで栽培されるが、オーストラリア、南ヨーロッパ、北米などでの生産も拡大している。水田での栽培は水稲(すいとう)、畑での栽培は陸稲(りくとう)と呼ばれる。春に田植えを行い、秋に収穫するのが一般的で、日本の習俗とも深く結びついてきた。
日本で稲作が始まった時期には諸説あるが、現在では考古学的な研究から、北部九州において約3,000年前に伝来したと考えられている。佐賀県唐津市の菜畑遺跡では、最下層で水田跡が検出され、縄文時代晩期後半の土器にともなって炭米や木製農具が出土、日本最古の水田跡として注目を集めた。
稲作が伝来したルートにも諸説あるが、考古学的に見て現在最も有力なのが、中国の長江中・下流域から山東半島、朝鮮半島南部を経由する説である。
稲作が伝播し米の生産量が増えると、食糧事情の変化に伴って、日本の人口は激増した。弥生時代における日本全体の人口は、縄文時代の晩期と比較して約8倍になったと考えられている。その後も米の収穫量は増え続け、その結果、江戸時代には縄文時代晩期の約160倍の人口にまで増加した。
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| タイトル | 主催者 | 会場 | 開始 | 終了 |
|---|---|---|---|---|
| 栃木県立博物館 | 2010/7/17 | 2010/9/12 | ||
| 横浜市歴史博物館 | 2010/12/11 | 2011/1/10 | ||
| 国立歴史民俗博物館 | 2005/7/16 | 2005/8/31 | ||
| 国立歴史民俗博物館 | 2007/7/3 | 2007/9/2 |
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千葉県佐倉市に在所。最新の研究成果に基づいた縄文時代や弥生時代研究を展示で紹介。
奈良県田原本町に所在。戦前に籾圧痕のある土器が発見された大規模集落、唐古・鍵遺跡を整備。展示施設でも紹介している。
大阪府和泉市に在所。稲作をはじめ、弥生時代の農耕文化などを遺物とともに展示している。
日本で初めて水田の遺構が発見された登呂遺跡を公園として整備、展示で紹介している。
岩手県北上市に所在。農業の歴史や科学を紹介している。
岐阜県岐阜市に所在。現存する日本最古の昆虫研究所。稲につく害虫の研究も行なっていた。
産学官連携で品質評価と品質制御技術の開発を行う研究施設として畑作物品質制御共同実験棟(オープンラボ)を開設している。
