百鬼夜行絵巻 / 国立国会図書館デジタルコレクション
百鬼夜行
妖怪たちが夜、列をなして行進する様。遭遇すると死んでしまうとも考えられていた。
平安時代以降、仏教思想の地獄観や陰陽道に影響されて想像された多くの妖怪たちが深夜に列を成して行進する様を百鬼夜行と呼んだ。12世紀ごろに成立したとされる仏教説話集『今昔物語集』にそのことが記されている。この行列には鬼や動物の妖怪の他、妖怪となった道具の姿も見られる。平安時代中期の児童向け教科書『口遊(くちずさみ)』では、百鬼夜行が出現する日を具体的に記し、注意を促している。毎月「百鬼夜行日」になると妖怪たちが姿を現し、これに遭遇すると殺されたり、目にしただけで死んでしまったりすると考えられていた。
16世紀ごろからさまざまに作成された「百鬼夜行絵巻」には、練り歩く妖怪たちの姿がユーモラスに描かれている。百鬼夜行の妖怪や鬼たちは、朝日と共に消えるとされて、百鬼夜行を描いた絵巻には、端に太陽が描かれているものが多い。
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国際的な視野で日本文化を研究する機関。さまざまなデータベースを公開しており、「怪異・妖怪絵姿」「怪異・妖怪画像」「怪異・妖怪伝承」といったデータベースを掲載している。
人間文化研究機構サイトに掲載の国際日本文化研究センターの記事
参考文献
- マイケル・ディラン・フォスター 著,廣田龍平 訳,森話社
- 田中貴子 著,筑摩書房
- 小松和彦 著,集英社
- 芳賀矢一 編,富山房
- 松井簡治 編,三省堂
- ゲーテ 著,高橋五郎 訳,前川文栄閣
- 源為憲 著,風月荘左衛門
- 古典保存会
- 大江匡房 [著],古典保存会 編,古典保存会
- 塚本哲三 編,有朋堂書店