江戸時代の珍魚
江戸時代の人々は見慣れぬ魚を捕らえると、「珍魚」として資料に残してきた。中でも『隠岐国産物絵図注書』にはシュモクザメの姿がユーモラスに描かれている。
江戸時代の人々は見慣れぬ魚を捕らえると、それらを「珍魚」「異魚」として資料に残してきた。なお当時の「魚」という語はクラゲや山椒魚も含意している。
元禄10年(1697)から享保19年(1734)までの時事・風俗をまとめた『月堂見聞集(げつどうけんもんしゅう)』には、「万歳楽(まんざいらく)」という珍魚の描写がある。正徳2年(1712)3月、体長7尺で全身が鼠色の毛に覆われたこの魚は、赤い目をしていたという。江戸城に献上され、近衞基熙(このえもとひろ)によって「万歳楽」と命名された。
こうした「正体不明の」珍魚だけではなく、現代では一般に認知されるようになった海の生き物たちも「異形のもの」として描写される。
体長が1メートルを超え、姿形も珍しいマンボウについては、多くの写生が残されている。
両生綱有尾目のオオサンショウウオもまた「珍魚」とされた。享和元年(1801)、江戸の板橋水車の堰下で捕らえられたオオサンショウウオが『水族四帖』に登場する。この個体は将軍家斉が上覧した後に見世物にされた。
隠岐国産物帳の結果を幕府に報告するために作成された『隠岐国産物絵図注書』には「かせ鰐」という生き物の絵が残されている。これはメジロザメ目シュモクザメ科のシュモクザメのことで、ユーモラスなタッチで描かれている。
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| タイトル | 主催者 | 会場 | 開始 | 終了 |
|---|---|---|---|---|
| 滋賀県立琵琶湖博物館 | 2009/2/14 | 2009/2/28 | ||
| 大分市美術館 | 2017/4/11 | 2017/5/28 | ||
| 千葉県立中央博物館 | 2002/4/27 | 2002/6/2 | ||
| 愛媛県美術館 | 2006/10/12 | 2006/11/26 | ||
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神奈川県小田原市に所在。国立科学博物館と共同で「魚類写真資料データベース」を運営している。
鳥取県境港市に所在。700種類・4000点の魚介類のはく製を展示。
富山県魚津市に所在。珍魚アカナマダの標本を展示。
京都府京都市に所在。オオサンショウウオ を展示。
三重県名張市に所在。赤目四十八滝生まれのオオサンショウウオを含む国内産を中心に、9種約50余匹のサンショウウオ を展示。
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国立国会図書館が所蔵する江戸時代の博物誌について、特に動植物画に焦点をあてた電子展示。珍魚を描いた図譜も紹介されている。