源頼朝
鎌倉幕府を開いた初代将軍で、全国に軍事支配体制を敷いた
1147-1199(久安3-建久10)
平安時代末期から鎌倉時代初期の武将。鎌倉幕府の創始者で、幕府の初代将軍。源義朝(よしとも)の三男で、母は熱田大宮司(あつただいぐうじ)藤原季範(ふじわらのすえのり)の娘。平治元年(1159)に起こった平治の乱で父の義朝らが平清盛に敗れ、東国に逃れようとした義朝に従ったが、美濃国で捕らえられて京都に送られた。そして、斬罪に処せられるところを清盛の義母、池禅尼(いけのぜんに)の口添えによって助けられ、伊豆国へ配流となった。配流生活は20年余に及び、その間に伊豆国府(こくふ)の役人であった北条時政の娘、政子と結婚。治承4年(1180)8月に以仁王(もちひとおう)の令旨(りょうじ)を受けて平氏追討の兵を挙げたが、石橋山(神奈川県小田原市)の合戦で敗れて海路、安房国へ逃れた。ここで再起し、同年10月に相模国に入って鎌倉(神奈川県鎌倉市)を本拠と定めた。寿永3年(1184)弟の範頼(のりより)・義経(よしつね)を西上させて源義仲(みなもとのよしなか、木曾義仲)を討ち、元暦2年(1185)3月に平氏を長門国の壇ノ浦(山口県下関市)の戦いで滅亡させた。この間、鎌倉に公文所(くもんじょ)・問注所(もんちゅうじょ)を設けて家政機関を整え、一方で義経が後白河法皇に接近したため家臣に義経追捕(ついぶ)を命じ、その追捕のためという理由で守護・地頭の全国設置の勅許を得て、鎌倉幕府開設の基礎を固めた。文治5年(1189)に義経をかくまった奥州藤原氏を攻め滅ぼし、全国的な軍事支配体制を完成させた。建久3年(1192)3月には後白河法皇が死去し、7月に頼朝が征夷大将軍に補任(ぶにん)された。
頼朝は武士に対しての統率や朝廷との交渉などに卓越した政治力をみせたが、建久9年(1198)の暮れ相模川の橋供養に臨席した帰途に落馬し、それが原因となって建久10年(1199)正月13日に死去した。なお、鎌倉幕府の公式な記録といわれる『吾妻鏡(あづまかがみ)』は、なぜか建久7年から同10年2月までの記述を欠いており、頼朝の死を正確に伝える記録はない。鎌倉市西御門(にしみかど)の法華堂跡(ほっけどうあと、国指定史跡)に頼朝の墓がある。
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「鎌倉タイム」より。伊豆国の源頼朝配流の地。静岡県伊豆の国市四日市に所在し、現在は公園として整備されています。
鎌倉市観光協会が運営するサイト。頼朝が幕府を開いた地、鎌倉についての観光スポットなどを紹介しています。
鶴岡八幡宮公式HPより。鎌倉市雪ノ下に所在する神社で、頼朝が篤(あつ)く崇敬していました。ここでは、鶴岡八幡宮や鎌倉の歴史などを詳しく紹介しています。
鎌倉市雪ノ下に所在し、鶴岡八幡宮に隣接しています。鶴岡八幡宮の歴史を軸として、鎌倉の歴史や文化および豊かな自然を紹介しています。近くには鎌倉国宝館もあり、ともに貴重な文化財を収蔵しています。
鎌倉市二階堂に所在。鎌倉市HPより。史跡永福寺跡は頼朝が建立した寺院の跡で、建立の目的は頼朝の奥州攻めで亡くなった武将らの鎮魂のためとされています。
鎌倉市西御門に所在。鎌倉市観光協会が運営するサイト「鎌倉観光公式ガイド」より。
全国各地に存在する頼朝に関わる史蹟を、画像とともにいろいろな視点から紹介しています。
京都神護寺(じんごじ)のHPより。ここでは、国宝の伝平重盛像・伝源頼朝像・伝藤原光能像を解説している。トップ画像(模写)でも使用した「伝源頼朝像」については、この像は頼朝ではなく、足利尊氏(あしかがたかうじ)の弟、直義(ただよし)であるという説が出されている。その点を、画像を所蔵する神護寺が論じており、興味深い。
DNP大日本印刷が運営するサイト「artscapeアートスケープ」のうちの「アート・アーカイブ探求」より。
NHK for School「歴史にドッキリ」より。頼朝が開いた鎌倉幕府の根本原理である「ご恩」と「奉公」の関連について解説している。
さまざまな文献に見える頼朝の画像を紹介している。
「鎌倉タイム」より。鎌倉幕府を創設した頼朝と、その関連事項について詳細に解説している。
「鎌倉手帳(寺社散策)」より。頼朝の事績を画像とともに紹介している。
歌舞伎演目案内(歌舞伎 on the web事務局が運営するサイト「歌舞伎 on the web」)からの紹介。初演は昭和7年(1932)である。
銘木総研株式会社が運営するサイト。静岡県島田市にある天台宗智満寺(ちまんじ)の「智満寺の十本杉」(「頼朝杉」を含む、国指定天然記念物)について解説している。
参考文献
- サンプルページ「源頼朝」の項
- 「源頼朝」の項
- 永原慶二 著,岩波書店
- 元木泰雄 著,中央公論新社
- 竹内理三 著,中央公論新社
- 石井進 著,中央公論新社
- 河内祥輔 著,平凡社
- 川合康 著,ミネルヴァ書房
- 歴史学研究会 編,岩波書店
- サンプルページ「平家物語」の項
- 黒板勝美 編,国史大系刊行会
- 五味文彦, 本郷和人 編,吉川弘文館
- 五味文彦, 本郷和人 編,吉川弘文館
- 五味文彦, 本郷和人 編,吉川弘文館
- 五味文彦, 本郷和人 編,吉川弘文館
- 五味文彦, 本郷和人 編,吉川弘文館
- 五味文彦, 本郷和人 編,吉川弘文館
- 宮島新一 著,吉川弘文館
- 米倉迪夫 著,平凡社
- 黒田日出男 著,角川学芸出版,角川グループパブリッシング