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日本に冬に飛来する渡り鳥。美味なことから、古くから食用とされた

カモ科ガン亜科のうち、カモより大きく白鳥より小さい一群の水鳥の総称。カリともいう。世界では14種が知られる。日本では冬鳥として飛来する渡り鳥で、マガン、ヒシクイ、シジュウカラガン、カリガネ、コクガンなどが記録されるが、9割以上がマガンであるという。美味で数が多いことから、古くは縄文時代から食用にされ、どこにでもいる鳥であった。『万葉集』にはホトトギスに次いで多く詠まれている鳥である。江戸期には将軍家の狩猟(鷹狩り)の対象として保護されたこともある。しかし明治以降、銃猟が盛んになったことや渡来地の湖沼が失われたことから急速に数を減らした。そのため猟鳥の指定を外れ、1971年(昭和46)からは狩猟が禁止されている。

ガチョウはガンを家禽化したもので、ヨーロッパのハイイロガンを原種とするものと、中国のサカツラガンを原種とするものの2系統がある。ガチョウはニワトリと並び鳥類のうち最も早く家畜化された鳥である。日本には弘仁11年(820)に新羅からガチョウ2羽が献上されたという記録があり、17世紀までには家禽として広まったらしい。

美味な食材としてのガンを精進料理で代用させたものが「がんもどき(雁擬き)」であるという。豆腐にヤマイモやシイタケ、ニンジン、ギンナンなどを合わせてまとめ、油で揚げたものである。また、ガンは別名カリガネとも言い、これは日本の家紋(雁金紋)に用いられている。

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  • 宮城県内陸の北部にあるマガンの越冬地。

  • 宮城県大崎市にあるマガンの越冬地。

  • 北海道美唄市にあるマガンの越冬地。

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  • 出光美術館のコレクションデータベース。中国の禅僧画家・牧谿による「平沙落雁図」を見ることができる。

  • サントリー美術館のコレクションデータベース。尾形光琳の「飛雁図」を見ることができる。

  • 岡山県立美術館の収蔵品データベース。鉄舟徳済画「芦雁図」を見ることができる。

  • SUNTORYが運営する鳥の百科事典。特徴や鳴き声で検索ができる。

  • 環境省が毎年行っている渡り鳥の飛来調査。全国39地点の調査地への渡り鳥の飛来状況や飛来数などを詳細に載せている。

参考文献

  1. 狩野博幸[監],河出書房新社
  2. 今橋理子 [著],講談社
  3. 日立デジタル平凡社,平凡社