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小野小町

六歌仙・三十六歌仙に数えられる、平安時代の女流歌人。歌才溢れる絶世の美女として伝説化された。

平安前期に活躍した歌人。生没年不詳。出自について、小野良真(よしざね)の娘で小野篁(たかむら)の孫などと伝わるが明らかではなく、履歴はほとんど判明していない。

平安前期に編纂された日本初の勅撰和歌集『古今和歌集』や平安中期の『後撰和歌集』など、勅撰集に60余首の歌がおさめられている。『古今和歌集』に「近き世にその名聞こえたる人」として取り上げられた「六歌仙」に女性で唯一選ばれ、平安中期に藤原公任(きんとう)が撰んだ『三十六人撰』(三十六歌仙)、鎌倉初期に藤原定家(ていか)が撰んだとされる「小倉百人一首」にも選出されている。

 その作風は漢詩の表現を取り入れた、情熱的で優美な恋愛歌が多く、王朝女流文学の先駆者となった。現在伝わる家集『小町集』は後人の撰で、小野小町の歌と明らかなものは少ない。

 後世、歌才に優れた絶世の美女として伝説化され、謡曲・浄瑠璃・御伽草子・歌舞伎など多くの作品の題材となった。小野小町伝説をもとに作られた七つの謡曲(草子洗小町・通(かよい)小町・鸚鵡(おうむ)小町・卒都婆(そとば)小町・関寺小町・清水小町・雨乞小町)は「七小町」と呼ばれる。

 江戸時代には、六歌仙を主題にした歌舞伎「化粧六歌仙(よそおいろっかせん)」「六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)」などが上演され、これらの役者絵をはじめ、小野小町の歌仙絵や美人画、「七小町」を題材にした見立絵など、小野小町に関連する絵が多く描かれた。

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  • 小倉百人一首や日本美術をはじめとする嵯峨嵐山にゆかりのある芸術・文化を紹介するミュージアム。1階常設展で百人一首に関する展示を行うほか、シーズンごとに日本美術の企画展を開催。

  • 京都市山科区小野にある真言宗善通寺派の大本山。小町文塚や小野小町の旧邸にあった井戸と伝えられる化粧の井戸がある。

  • 国立国会図書館は、国会に属する唯一の国立の図書館です。国内外の資料・情報を広く収集・保存して、知識・文化の基盤となり、国会の活動を補佐するとともに、行政・司法及び国民に図書館サービスを提供しています。                                             

  • 日本と東洋の文化財を守り伝える中心拠点としての役割を担う我が国の総合的な博物館です。

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  • 伝統芸能の「小野小町」関連の演目情報・資料情報・人物情報を調べることができる。演目情報では出演者、資料情報では番付やブロマイドなども。

参考文献

  1. 日立デジタル平凡社,平凡社