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江戸の鳥

江戸時代に描かれた、鳥類の博物画。

百花鳥図

清の余曽三が康煕帝の命を受けて100種の鳥を描いたもの。元文2年 (1737) に伝来し、『百鳥図』とも呼ばれた。和漢の鳥の種の同定のための資料としてよく用いられ、江戸時代を代表する鳥類解説書の『観文禽譜』にも多く引用されている。

クジャク

マナヅル

ズグロミゾゴイ

カラシラサギ?

オオバン

レンカク

梅園禽譜

江戸時代後期の博物家毛利梅園(1798 - 1851)による鳥類の写生図譜。大半が実写で、正確で美しい写生が特徴。作者の毛利梅園は江戸幕府で書院番を努めていた本草学者で、『梅園草木花譜』『梅園魚譜』などさまざまな博物画を描いている。

タンチョウ

バン

ブッポウソウ

キンケイ

オオフウチョウ

ウズラ

華鳥譜

福山藩医の森立之(1807-85)が解説し、博物画家服部雪斎(1807-?)が描いた61種の食用鳥類図説。「華」の字を分解すれば、6個の「十」と一個の「一」となるので、61種の鳥を描いたと序で書かれる。作者の服部雪斎は没年が不明だが、明治中頃までは活躍していたとされ、『目八譜』 『半魚譜』『千蟲譜』などを手がけている。

トキ

アオサギ

キジ

カモ

オシドリ

カルガモ

不忍禽譜

幕府の祐筆・屋代弘賢(1758⁻1841)が栗本丹洲(1765-1834)とともに解説、編纂したもの。40図をおさめる。屋代弘賢は江戸時代屈指の蔵書家とされ、上野不忍池畔にあった文庫は不忍文庫と呼ばれた。

ウトウ

クビワコウテンシ

首輪椋鳥(クビワムクドリ) ムクドリ科

ミゾゴイ

鳧(ケリ) チドリ科

ヒヨクドリ

鳥類写生図

常陸笠間藩主牧野貞幹(1787⁻1826)が自ら筆をとった鳥類図譜で、271図が描かれている。文化7年(1810)頃の成立と見られている。牧野貞幹はこのほかに、『草花写生』なども残している。

ホトトギス

マクジャク

カワラヒワ

オナガ

キツツキ

シジュウカラ

百鳥図

伊勢長島藩主増山雪斎(名は正賢。1754-1819)が手掛けた図譜。増山雪斎は隠居後に本草学に取り組み、木村蒹葭堂などと交わりながら絵を学び、精緻な花鳥画を残した。虫類などを写生した『虫類絵巻』が知られる。

オウム

カンムリワシ

アヒル

ハト

カナリア

アオゲラ

水禽譜

制作者は不明。62図が収録される。「朝鮮鴛鴦」の図の中に「堀田摂津守殿蔵図文政七年八月到来」との添え書きがあるため、『観文禽譜』を編纂した堀田正敦に関連してつくられたものと想定される。

クロサギ

ゴイサギ

朝鮮鴛鴦

水谷氏禽譜

インコ

ツグミ

ミヤマガラス

関連するひと・こと・もの

参考文献

  1. 堀田正敦著 ; 鈴木道男編著,平凡社,堀田, 正敦(1758-1832)||ホッタ, マサアツ <AU00329450> 鈴木, 道男(1958-)||スズキ, ミチオ <AU00329451>