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古代より日本の食文化を支え、親しまれる魚

サケ目サケ科の魚。鮭といえばふつうシロザケを指すが、ベニザケ、ギンザケ、カラフトマスなど、ほかのサケ類を総称することもある。

体はやや細長い紡錘形で側扁し、尾びれ近くに脂びれがある。背面は青灰色、腹面は銀白色。全長は1mに達する。排卵期には紅色の斑紋が現れる。産卵期の雄は吻が突出して鉤状に曲がるため、「鼻曲がり」と呼ばれる。

産卵すると親は一生を終え、孵化した稚魚は、春に川を下り海に入っていく。北太平洋を数年ほど回遊しながら成長し、産卵のためまた川に戻る。その多くは、生まれた川を選ぶ回帰性がある。沖合では流し網で、沿岸では定置網で漁獲される。

重要な食用魚で、新鮮な鮭の身は美しい淡紅色をしている。塩焼き、かすづけ、新巻などのほか、燻製や缶詰にもされる。卵巣は塩漬けにし、すじこ、イクラにする。旬は秋から冬にかけて。

産卵のために川を上るため捕獲しやすく、日本では古代から食用にされていた。平安時代には朝廷への貢ぎ物として京都まで送られており、『延喜式』を見ると生鮭のほか、鮭楚割(さけすわやり)、鮭子(すじこ)、氷頭(ひず)、背腸(せわた)などが食用とされていたことがわかる。江戸時代には鮭の産地である松前藩(北海道)や村上藩(新潟)などから、正月の献上品として荒巻鮭が届けられている。

またアイヌ民族にとっても鮭は重要な食糧であり「カムイ・チェップ(神の魚)」と呼び大切にした。

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  • 日本の歴史と文化について総合的に研究・展示する歴史民俗博物館/大学共同利用機関法人人間文化研究機構を構成する6機関のひとつ

  • 鮭の生態について詳しく学ぶことができる。毎年春には稚魚の放流、秋には採卵の実習を行っている。所在地は北海道札幌市。

  • 鮭の仲間を中心に北海道の淡水魚なども展示している水族館。鮭の稚魚の放流、採卵の体験ができ、千歳川のライブカメラもある。所在地は北海道千歳市。

  • 鮭のコーナーのほかに、根室海峡の魚やイトウの展示などもある。鮭の稚魚の放流や採卵の体験学習を行っている。所在地は北海道標津群標津町。

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  • 広報紙「FRANEWS」「おさかな瓦版」(国立研究開発法人水産研究・教育機構発行)をデジタル化し公開。水産に関する様々な特集を組んでいる。「FRANEWS」vol.13(2008年1月)・vol.16(2008年10月)、「おさかな瓦版」vol.11(2006年6月)・vol.35(2010年6月)に鮭の特集がある。

  • 神奈川県内の川や湖でみられる淡水魚の写真入り図鑑。分布・生態・形態など解説は多岐に渡る。

  • web上のバーチャル博物館。鮭の種類と生態がわかる「サケマス図鑑」をはじめ、「鮭と食」「鮭と文化」「鮭の漁業」「鮭と環境」など、鮭に関する幅広い情報を掲載。

  • 「栄養と料理」(女子栄養大学出版部)をデジタル化し公開。フリーキーワードからレシピ等が検索できる。

参考文献

  1. 望月賢二 監修,魚類文化研究会, 雅麗 編,柏書房
  2. 能勢幸雄 [ほか] 編,東京堂出版,能勢, 幸雄(1926-)||ノセ, ユキオ <AU00335700> [ほか]編
  3. 平凡社 編,平凡社
  4. 尚学図書・言語研究所 編,小学館
  5. 金田禎之 著,東京堂出版
  6. 赤羽正春 著,法政大学出版局