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松本城 / みちしる

松本城

長野県松本市にある、現存する最古の天守遺構を持つ城。天守は国宝に指定されている。

長野県松本市にある松本城はかつて深志城(ふかしじょう)と呼ばれ、信濃守護の小笠原氏の支城であったとされる。その後、武田信玄が占領し、大改修を加えて信濃攻略の拠点とした。現存する五重六階の天守の中では日本最古であり、国宝に指定されている。

天正18年(1590)、豊臣秀吉配下の石川数正・康長父子が入封、石垣及び天守を持つ近世松本城となった。その後、寛永10年(1633)に入封した松平直政(徳川家康の孫)が、天守をはじめ諸門の修築を実施。この修築によって、現在見られる天守を含めた五棟からなる城が完成した。

国宝の天守は、西側と南側から見た姿が全く異なる。西面は、乾小天守(いぬいこてんしゅ)と渡櫓(わたりやぐら)で連結した、荒々しい外観である。軍事的な性格も強く、渡櫓・乾小天守・大天守には、上から石を落とすなどして敵から守るための石落としが設けられ、鉄砲や弓を射かける狭間(さま)も多数、取り付けられている。

また、泰平の世なってから南面には辰巳附櫓(たつみつけやぐら)と月見櫓が付設された。戦略的な天守とは対照的で、眺める位置によって赴きが異なる表情豊かな外観となっている。中でも、寄棟造で廻縁と高欄を持つ朱塗りの月見櫓によって、平和な時代の開放的な部分が強調され、武骨な西面との対比を見せている。

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