華鳥譜(服部雪斎 画) / 国立国会図書館デジタルコレクション
トキ
ペリカン目トキ科の鳥。明治時代に羽毛を取るために乱獲されて激減し、絶滅危惧種に指定されている。特別天然記念物。
ペリカン目トキ科の鳥。
トキは、日本を象徴する鳥とされてきた。体長70~80センチ、くちばしが太い円筒状で、全身が白っぽく、頭上は赤く、翼の下面や風切羽が朱色がかった濃いピンク色をしている。日本の伝統色では、このピンク色を指し「朱鷺色(ときいろ)」と呼ぶ。
トキの古名を「ツキ」といい、『日本書紀』や『万葉集』では「桃花鳥(つき)」と表記されており、体色との連想によると考えられている。
現在は特別天然記念物で国際保護鳥に指定されているトキだが、江戸時代までは田畑を踏み荒らす害獣の扱いであった。
明治時代以降、乱獲や環境変化によって個体数が激減した。昭和56年(1981)、佐渡島に生息していた最後の野生のトキ5羽が保護され、野生種は絶滅した。
現在は中国から同種を移入して繁殖が進められており、野生復帰を目指した放鳥も行われている。
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いしかわ動物園では平成21年(2009)にトキ飼育繁殖センターおよび繁殖ケージを整備し、トキの分散飼育および繁殖を始めている。
佐渡トキ保護センターは、佐渡島中央部に広がる国中平野の東側、新穂地区の平野部の一角にあり、トキの野生復帰に向けて、トキの飼育繁殖に取り組んでいる。
島根県出雲市に所在。トキの飼育・繁殖を行っている。公開施設がある。
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環境省は、希少種であるトキの保護増殖事業を推進している。