土佐光信
宮廷の絵所預をつとめた、土佐派中興の祖
1434?-1525?(永享6?-大永5?)
室町時代の絵師。大和絵の流派の一つである土佐派を確立し、土佐光長(みつなが)、土佐光起(みつおき)とともに土佐派三筆に数えられる。土佐広周(ひろちか)の嗣子で、実際には土佐光弘(みつひろ)の子。室町幕府8代将軍足利義政の御教書によれば、文明元年(1469)宮廷の絵所預(えどころあずかり。絵画制作を引き受ける絵所を総括する職)に補任。光信は生涯この職をつとめながら、官位昇進を重ねて、明応10年(1501)には従四位下に昇り、絵師としては最高の位に就いた。さらに幕府の御用絵師としても活躍し、宮廷や公家、将軍家、地方大名、寺社など各方面での仕事をこなし、土佐派の全盛の時代を築いた。また、連歌会を通じ、『実隆公記』で知られる三条西実隆(さんじょうにしさねたか)をはじめ、甘露寺親長(かんろじちかなが)、中御門宣胤(なかみかどのぶたね)ら当時の文化人らと交流。『源氏物語』を題材にした作品など、貴顕に好まれる作品を数多く残した。
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京都市東山区の寺院。重文「後円融天皇像」を所蔵する。
光信が手がけた重文「北野天神縁起絵巻」を所蔵する。
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早稲田大学図書館所蔵の古典籍を公開。伝土佐光信「七十一番歌合」を閲覧することができる。
アメリカのハーバード大学美術館のコレクションデータベース。「源氏物語画帖」などを閲覧することができる。
参考文献
- 日立デジタル平凡社,平凡社
- 稲本万里子 著,森話社
- 稲本万里子, 木村朗子, 龍澤彩 執筆,田口榮一 監修,東京美術