正倉院宝物
奈良市の東大寺正倉院に保管される、聖武天皇の遺愛品を中心とした宝物。西方世界の文化を伝える
奈良市の東大寺正倉院に保管される宝物。正倉院御物(ごもつ、ぎょぶつ)ともいう。聖武(しょうむ)天皇の天平勝宝8年(756)の七七忌(四十九日)に際して、光明(こうみょう)皇后が大仏に献納した天皇の遺愛品六百数十点を母体とする。その品目や形状などを記した目録「東大寺献物帳」(国家珍宝帳)があり、厨子(ずし)・屏風・鏡などの調度品、碗・杯(つき)などの食器類、帯や飾りなどの服飾品、硯・筆などの文房具、琵琶・琴・尺八などの楽器類、碁や双六などの遊戯具、さらには年中行事の儀式用具や仏教美術品などもみられる。これらの大半は日本で製作されたものとされるが、唐や新羅の製品もあり、また諸材料、意匠、技法の面では東南アジア、インド、ペルシアなどに関連するものもある。なお、宝庫に納められた品々のうち薬物が病人の治療用に充てられたが、一方では藤原仲麻呂(恵美押勝[えみおしかつ]の乱、764年)で弓箭(きゅうせん)・刀剣などの武器類が持ち出されたとも伝える。ほかに東大寺の倉・堂舎からの品物や伝来する文書なども収納されるが、すべて厳重な管理下に置かれ、現存する宝物は約9000点に及ぶ。明治維新にともない正倉院は明治政府の所管となり、明治17年(1884)からは宮内庁の専管となった。例年開催される奈良国立博物館の正倉院展では宝物の一部が展示される。
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| タイトル | 主催者 | 会場 | 開始 | 終了 |
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東大寺の寺宝を保管・公開することを目的に、平成23年(2011)10月に開館。「東大寺の歴史と美術」をテーマとして、常設展示および特集展示などを行っている。
宮内庁による正倉院の公式ホームページ。正倉院の宝物を用途分類・技法分類.により検索、また主な宝物は自動鑑賞により解説付きで閲覧できる。