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日本刀

日本が誇る日本刀。昔は人を斬ったり刺したりしていましたが、今は主に観賞用の大事な芸術品として大切に扱われています。その日本刀の興味深さを、僕のギャラリーでは紹介していきたいと思います。

大まかな時代と日本刀の流れ

平安開始
刀が生まれたとされる
鎌倉開始
室町開始
江戸開始
明治開始
刀が盛んに使われた使われた
戦国開始
平安開始

鎌倉時代

室町開始
承久の乱
文永の役
弘安の役
御成敗式目の制定
壇ノ浦の戦い
鎌倉開始
室町開始

室町時代

室町開始
戦国開始
正長の土一揆
応仁の乱
山城国一揆
加賀一向一揆
室町開始

戦国時代

応仁の乱
江戸開始
桶狭間の戦い
長篠の戦い
本能寺の変
文禄の役
慶長の役
関ヶ原の戦い
応仁の乱

江戸時代

江戸開始
明治開始
大阪冬の陣
大阪夏の陣
島原・天草一揆
大塩の乱
桜田門外の変
生麦事件
江戸開始

明治時代

明治開始
大正開始
戊辰戦争
西南戦争
秩父事件
大津事件
日清戦争
日露戦争
韓国併合
明治開始

このように、鎌倉時代〜明治時代には日本刀を使った様々な事件や事柄が起きているのがわかります。この後も戦争時代となって日本刀や銃、爆弾や毒ガスなど様々な武器を使った戦闘になると思うので大正時代以降は描くのをやめようと思います。それでも、これらの年表を見て貰えば分かる通り、日本刀は武士時代に大いに活躍したことが分かりますね。

日本刀

  • 日本刀図鑑

    得能一男 著,光芸出版

    <館長からの一言>

     日本刀は平安時代〜明治時代の武士時代において、戦う上で、最も活躍・使用された武器です。人を斬ったり刺したり、時には自分の身などを守る時に使う大変便利なものです。その日本刀にはどのような種類があるのか、そしてそれらはどのような特徴や形があるのかなどを、ここでは深く学ぶことができます。形によって切り方が異なったり、それか短ければ投げて戦うという選択肢もあるでしょう。どのような刀がどのような役立ち方をするのかこれを見てぜひ学んでみてください。

  • 短刀 無銘

    伝 行光,Attributed to Yukimitsu

    本作は、松平忠直ゆかりの松平家旧蔵で、初代の越後守宣富が、享保3年(1718)4月17日、襲封(しゅうほう)の挨拶に登城した際、将軍徳川吉宗より下賜されたもの。形状は、平造(ひらづくり)で三ッ棟、反りわずかにつき、鍛えは、板目に杢目(もくめ)が交じり、肌立ち、地沸(じにえ)がよくつき、地景(ちけい)がしきりに入(はい)る。刃文は小互の目に小湾(このた)れ交じり、僅かに砂流(すなが)しかかり、匂(にお)い深くしきりに金筋(きんすじ)、稲妻を交えるなど、相州然とした華やかな作域となっている。本刀には、後藤家の揃い金具が付され、鞘は石目金地に蛭巻(ひるま)きの平蒔絵、五三の逆さ桐を高蒔絵(たかまきえ)した拵が付属する。

    <館長からの一言>

     この短い刀は、越後守宣富が江戸時代の八代将軍徳川吉宗から授かったものです。

     その刀の形の特徴は平造で、わずかに内側に沿っています。その形は約25cmであり、刃文は小互の目に小湾れまじり、わずかに砂流しかかっています。さらに、刀身にはよく見ると雷が降っているかのような紋様になっています。ぱっと見説明しただけでも華やかな刀のように思えてきますね。よく「短刀 無銘」を見て特徴を見つけてみてください。

  • 刀 折返銘 正恒

    正恒,Masatsune

    本作は、形状は鎬造(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)、細身でやや反(そ)りがつき、先にいって臥し、小鋒。鍛えは、板目肌(いためはだ)、地斑(じふ)ごころ入り、地沸(じにえ)がつく。刃文は小乱れでよく沸づき、砂流(すなが)しかかり、湯走(ゆばし)りが交じるなどの働きがある。磨上(すりあ)げ折返銘(おりかえしめい)ながら地刃(じば)共に古備前派の古雅な特色がよく現れている。

    <館長からの一言>

     この長い日本の刀は、2本で一つという使い方となっています。刀の大きさは1m以上を超えていて、昔は斬るようにとして使われていましたが、今は展示品の一部として大切に扱われています。形は、鎬造、細身でやや反りがついています。よく「折返銘 正恒」を見て特徴を見つけてみてください。

  • 太刀 銘立命館義一作/乙酉年二月日

    京都国立博物館 Kyoto National Museum,Kyoto National Museum

    <p>立命館大学に設置された日本刀鍛錬所<br />にて製作された刀の一つ。この鍛錬所の所<br />長は、桜井正次の子・正幸であった。本品を<br />はじめ多くの刀剣を当館に寄贈した浅田<br />幸一氏は同大学出身で、氏の本品に対する<br />思い入れは一ひと入しおであった。作者である義一<br />とは日本刀鍛錬所所員の河合義一のこと<br />だが、彼に関する詳細は分かっていない。</p>

    <館長からの一言>

     この「太刀」という種類の日本刀は鎌倉時代から室町時代にかけて(武士の時代)、兵士の主な刀として利用されていました。この刀もそのうちの一つに含まれています。

     この刀の作者は「河合義一」という日本刀鍛錬所で勤めていた人です。彼に関する詳しい事実などは明らかになっていませんが、この刀は1945年の戦後直前に作られたと言われています。鍛造、鎬造、庵棟といった技法などが用いられています。よくこの「太刀 銘立命館義一作」を見て特徴を見つけてみてください。

  • [重要文化財]太刀 銘 備前國長船住近景/建武二年五月日

    近景,Chikakage

    本作は、よく詰(つ)んだ板目肌に杢目が交じり美しく、直刃(すぐは)調の小丁字に直足が入った刃文が焼かれ、やや磨上(すりあ)げられてはいるが、身幅の広い堂々たる太刀姿を今に伝えている。細川護貞氏旧蔵。昭和25年(1950)、国の重要文化財に指定されている。

    <館長からの一言>

     この刀は、重要文化財に指定されており、大変貴重です。神明神社が所有しています。建武二年に作られ、その長さは、79.2cmです。自分達中学一年生の身長の約半分なので、なかなかに大きいことがわかります。

     この刀は鎌倉時代中頃に現れた長船派の巨匠・光忠・長光直系の名工として、鎌倉時代後期から戦国時代にかけて活躍しました。よくこの「太刀 銘 備前國長船住近景」を見て特徴を見つけてみてください。

  • 日本刀工年表

    <館長からの一言>

     ここでは、刀の時代や場所によっての移り変わりや進化を見ることができます。例えば、昔の中国での刀は直刀(反っていないまっすぐな刀)だったが、日本に伝来してしばらく経った後に反らすことで「刀を鞘から引き抜き出しやすくなる」「斬った時の自分への衝撃を和らげることができる」などといった利点を出しています。

     ぜひ『日本刀工年表』を見てみてください。

  • 日本刀各時代の様相

    三矢宮松 著,清閑舎

    <館長からの一言>

     ここでは、各時代の日本刀についての歴史の流れのようなものを知ることができます。「◯◯時代の日本刀の形はこんなだった。」「今と昔とでは刀の長さや形が全然違う」などの時代の流れを見ることができます。

     ぜひ『日本刀各時代の様相』を見てみて、日本刀への関心をよりよく深めて見てください。

みなさん、日本の誇る日本刀について深く知ることはできましたか?

今はもう剣道や展示品といったものにしか使われていないように見えますけど、そういったものだからこそ日本刀に貴重さや愛着が湧いてくるんです。これからも日本刀についてもっとよく知ろうとして見てください。

館長より