富士山の魅力
館長からの挨拶
こんにちは、館長です。このページでは富士山を、綺麗な写真と共に紹介します。
この展示について(展示の趣旨)
僕は、初めて富士山に登った時、とっても綺麗で感動したので、この感動を届けたいと思い、作りました。この展示を見て、少しでも富士山に興味を持ってくれたり、富士山に登山しに行ったりしてくれたら、嬉しいです。
- 探幽/富士山図
模者不詳,東京国立博物館
館長からの一言
狩野探幽が描いた富士山図です。江戸時代に、それまでの荒々しい表現から濃い薄いを使った、美しく静かなのが特徴の富士山です。本物を見に行って、それに基づいた柔らかな感じで描かれました。このスタイルは、その後の日本画の「富士山」の模範となりました。 この他にも、探幽の様々な美しい富士山があるので、これをきっかけに見てくれると嬉しいです。
- 冨嶽三十六景・凱風快晴
葛飾北斎筆,By Katsushika Hokusai (1760–1849),東京国立博物館,Tokyo National Museum
<p> これは、江戸時代の後半に、浮世絵師の葛飾北斎が描いた木版画で、富士山をテーマとした46枚シリーズの一枚です。日本の絵画の中でも、世界的に知られた一枚ではないでしょうか。タイトルは「冨嶽三十六景」なのに46枚あるのは、人気が高く当初の予定から10枚増えたためです。<br /> 作品タイトルにある「凱風」とは、南から吹くおだやかな風のこと。富士山の裾野までを広くゆったりと描いています。人物も描かれておらず、自然の雄大さが感じられる景色です。何より特徴的なのは、赤くあらわされた山肌です。これは、晴天の中に立つ富士山の赤土の色なのでしょうか、それとも朝焼けに染まった色なのでしょうか。<br /> この作品は版画ですから、同じ版木を使っていても、摺りごとに違いがあらわれます。実は同じ「凱風快晴」でも、空や富士山がもっと淡い色をしたバージョンもあり、そちらはだんだんと昇る朝日を受けて景色が色づくプロセスを描いた、といった雰囲気です。一方、東博所蔵のこちらのバージョンでは、青空や赤い富士山の色がよりはっきりとあらわされ、暑い晴天の中に立つ富士、という強さがあるようです。こうした摺りごとのバリエーションが見られるのも、版画の面白さのひとつです。<br /> この作品をはじめ、「冨嶽三十六景」シリーズの最初の頃には、「ベロ」と呼ばれた青い顔料「ベルリン・ブルー」が多く使われています。この時代にヨーロッパから日本に入ってきたもので、北斎の新しいものへの関心の高さが見てとれます。</p>
館長からの一言
これは、江戸時代の後半に、浮世絵師の葛飾北斎が描いた木版画です。富士山をテーマとした46枚の中の一枚です。そして、その中でも特に有名な赤富士と呼ばれる富士山です。晩夏から初秋にかけて、朝の日光に照らされて、富士山が赤色に染まって見える、とても珍しくで縁起の良い現象です。普段とはこれまた違う色の富士山で、目が止まってつい読んでしまうと思います。見れたら、運が爆上がりするという話もあるので是非見に行ってはいかがでしょうか。
- 冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏
葛飾北斎筆,By Katsushika Hokusai (1760-1849),東京国立博物館,Tokyo National Museum
<p>襲いかかるようにせり上がった大波と、うねりに翻弄される小舟。渦巻のような構図の中心に、富士山が自然対人間のドラマを見ているかのように配されている。自然をそのままに描くのではなく、誇張を加えたダイナミックな構成が高い効果をもたらしている。<br /></p><br /><p> これは、江戸時代の後半に、浮世絵師の葛飾北斎が描いた木版画で、富士山をテーマとした46枚シリーズの一枚です。日本の絵画の中でも、最も世界的に知られた一枚ではないでしょうか。タイトルは「冨嶽三十六景」なのに46枚あるのは、人気が高く当初の予定から10枚増えたためです。葛飾北斎は、アメリカの雑誌『ライフ』で「この1000年で最も重要な功績を残した世界の100人」にも選ばれています。<br /> 嵐を予感させる暗い空をバックに、大きなうねりをあげる波と、その向こうから顔を出す富士山。房総から江戸に急ぎの荷物を運ぶ早船でしょうか、たくさんの漕ぎ手が乗った船が波にまかれています。本当にこんな大波がきたら、人びとの乗る船はひとたまりもありません。現実的な風景ではなく、ちょっと大げさに、ドラマチックに表現したのでしょう。大きく動きのある波と遠く安定した三角形の富士山の対比が、遠近感を生み出しています。<br /> この作品をはじめ、「冨嶽三十六景」シリーズの最初の頃には、「ベルリン・ブルー」と呼ばれた青い顔料が多く使われています。この時代にヨーロッパから日本に入ってきたもので、北斎の新しいものへの関心の高さが見てとれます。</p>
館長からの一言
これも、江戸時代の後半に、浮世絵師の葛飾北斎が描いた木版画です。46枚の中の一番有名と言っても過言ではないぐらいダイナミックでかっこいい富士山の絵です。この絵は海を超えてヨーロッパにも様々な影響を与えました。例えば、かの有名なゴッホが一目で魅了されてしまい、真似して描いてしまうほどとても賞賛されています。これはなかなか見に行くのは大変ですが、見れた時の感動は本当に素晴らしいものだと思います。是非見に行ってください。
- 富士山(河口湖)
椿 貞雄
館長からの一言
これは、一風変わって昭和の油絵で描かれた富士山です。もうこれは現代の写真と言っていいほど綺麗に描かれています。手前に見えるのが河口湖で、綺麗な水面の奥に見える壮大な富士山は、とても美しいです。運が良ければ、水面に反射して逆さ富士が綺麗に映る可能性もあるので、とても感動できます
展示を見終わった人へのメッセージ
いかがだったでしょうか。これまでにも富士山はいろいろなところで描かれ、日本の象徴としても言われ続けて来ました。是非、これを見て富士山は綺麗だなと思っていただき観光しに行ってくれたらありがたいです。ところで、富士山には、ゴミ問題もあり、登山者による空き缶、ペットボトルや、富士山の山麓にタイヤ、テレビが不法投棄されていることもあります。この現状も、この展示を見たことをきっかけにしてどんどん直していっていただけると嬉しいです。
展示関連イベントについて
特になし。





