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デジタルアーカイブジャパン・アワード(DAJアワード)2026


趣旨・目的

デジタルアーカイブ戦略2026-2030の推進の観点から、デジタルアーカイブの拡充や利活用の促進に積極的に取り組み、優れた活動を行っているアーカイブ機関及び活用者等を顕彰し、それらの取組を広く社会に紹介することにより、デジタルアーカイブ活用の機運を盛り上げることを目的として、デジタルアーカイブジャパン・アワードを実施します。

過去の受賞機関は次のページをご覧ください。

デジタルアーカイブジャパン・アワード(DAJアワード)


表彰の選考基準

次の5つの観点から、デジタルアーカイブ戦略2026-2030の推進及び目標達成への貢献を勘案し、受賞者(機関又は活用者)を選定します。


① 適切なルールに則ったオープン化及び利活用の推進・促進

② コミュニティを支える基盤又は新たな社会ネットワーク形成への貢献

③ 地域情報の発信

④ 人材育成・普及啓発

⑤ その他の貢献(新技術の積極的な導入や新たなサービスの提供など)


2026年受賞機関一覧


受賞理由・受賞のことば

一般社団法人EPAD

【受賞理由】

一般社団法人EPADは、幅広いジャンルで構成される舞台芸術に関して、さまざまな機関との連携を通じて作品情報や権利情報を整理したデータベースを構築するとともに、映像の記録・保存とアクセス手段の提供を行っています。本質的に保存が困難な無形の活動である舞台芸術作品を、多様な周辺資料とあわせて整理する等、総合的なアーカイブとして独自の取り組みの推進による成果を高く評価しました。


【受賞のことば】

この度は栄誉ある賞を賜りまして誠にありがとうございます。

コロナ危機での現場支援と共に、散逸し消失していく舞台映像などを、未来と世界に伝えようと企図して本事業は始まりました。舞台界にとどまらず、政府と多様な関係者のご支援でここまで来られましたことに、改めて深く御礼申し上げます。

これからも広く豊かな日本の舞台芸術を、時と空間を超える映像アーカイブを通じて繋いでまいれるよう、一同努めてまいります。

(骨董通り法律事務所代表/一般社団法人EPAD代表理事 福井建策)

株式会社ハムスター、株式会社バンダイナムコエンターテインメント/「アーケードアーカイブス」

【受賞理由】

「アーケードアーカイブス」は、往年のアーケードゲームを、現代の家庭用ゲーム機で遊べるように復刻する、株式会社ハムスターによるプロジェクトです。2014年の開始から、2026年6月までに500以上のタイトルを配信するとともに、復刻したゲームを紹介する動画配信「アーケードアーカイバー」を株式会社バンダイナムコエンターテインメントと共同で企画し、様々なゲームメーカーの協力のもと、運営しています。多くの企業や関係者との丁寧な調整を通じて継続的にプロジェクトを進めるとともに、開発者の証言等の一次資料を積極的に集めている点を高く評価しました。


【受賞のことば】

1980年代90年代を中心としたアーケードゲームを復刻する「アーケードアーカイブス」は現在534タイトルを配信中です。またYouTube番組「アーケードアーカイバー」では2021年よりバンダイナムコエンターテインメントの提案により、開発資料を用いて当時の開発者へのインタビューをライブ配信しています。今後も様々なゲームメーカーと連携し、ゲーム史の記録としてゲームの復刻、記録の公開を続けてまいります。

(株式会社ハムスター代表取締役 濱田倫、株式会社バンダイナムコエンターテインメント 宇出津和仁)

KYOTO地域文化をつなぐミュージアムプロジェクト実行委員会/「京都ミュージアム連携による博物館収蔵資料デジタルアーカイブ推進共同事業」

【受賞理由】

京都府ミュージアムフォーラムに加盟する博物館等で構成される「KYOTO地域文化をつなぐミュージアムプロジェクト実行委員会」は、地域文化の未来を支える持続可能なミュージアムDXを推進しています。多くの小規模ミュージアムが連携して資料のデジタル化と人材育成に取り組み、京都府が広域的な調整・事務局機能を担いながら推進した点や、その成果をレポート等で広く共有している点を高く評価しました。


【受賞のことば】                                     

本事業は、デジタルアーカイブに取り組みたくても人材や予算の制約から踏み出せなかった地域の小規模ミュージアムの第一歩・資料のデジタル化を支援する取組です。行政と中核館、多様な地域館が連携し、「まずやってみる」精神で京都ならではの挑戦を続けてきました。支援いただいた文化庁はじめ関係者の皆様に感謝申し上げるとともに、この受賞を励みに、地域文化を未来へつなぐ取組をさらに発展させてまいります。

(京都府立丹後郷土資料館館長/KYOTO地域文化をつなぐミュージアムプロジェクト実行委員会委員長 吹田直子)

鳥取県立図書館/「とっとりデジタルコレクション」

【受賞理由】

「とっとりデジタルコレクション」は、鳥取県内の5機関のデジタル化資料を横断的に検索・閲覧することができるシステムです。県内の「知の拠点」を担うつなぎ役として、それぞれの機関の特色を活かしつつ、網羅的なデータベースの構築とその発信を通じて、地域の中核的な役割を果たしている点を高く評価しました。


【受賞のことば】                                

とっとりデジタルコレクションは、鳥取県の5機関―公文書館、美術館、埋蔵文化財センター、図書館、博物館がデジタル化した所蔵資料を検索・閲覧できるデジタルアーカイブシステムです。異なる館種の多様で豊富な資料を同時にお楽しみいただけます。

今後も、次世代へ継承すべき鳥取県の歴史的・文化的に価値のある資料を発信し、地域の「知の拠点」を担うシステムを目指してまいります。

(鳥取県立図書館資料課長 岩崎武史)

まちの記憶を残し隊(山形大学)

【受賞理由】                                         

山形大学の学生サークル「まちの記憶を残し隊」は、現在の山形の風景や人々の語り、活動の記録を写真や動画等で記録・収集・保存することにより、記憶を後世に伝える取り組みを2023年から行っています。学生ならではの視点に基づき、オーラルヒストリーの収集やイベントの開催等、市民と積極的に関わり合いながら地域アーカイブの構築を進めている点を高く評価しました。


【受賞のことば】                                

この度は、栄えあるデジタルアーカイブジャパン・アワードをいただき、心より感謝申し上げます。今回頂いた評価は、我々だけのものではなく、日々活動に協力していただいている山形地域の方々や、先生方など周囲の支えによって形になったものだと感じています。

これからも地域と綿密に関わり合いながら、一歩一歩確実に活動を継続させていきます。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

(まちの記憶を残し隊副隊長 氣仙祐子)

選考委員会

選考委員会は「デジタルアーカイブ推進に関する検討会」一部構成員のほか、外部有識者数名をもって構成されます。

なお、選考の過程において選考委員自ら所属する、または利害関係を有する機関等が候補に挙がった場合、当該選考委員は自ら申し出るものとし、当該委員は当該機関等の選考には関わらないこととします。

委員長

大向一輝(東京大学大学院人文社会系研究科附属次世代人文学開発センター准教授)


委員 ※五十音順

生貝直人(一橋大学大学院法学研究科教授)

植野淳子(株式会社アーイメージ代表取締役)

大井将生(同志社大学文化情報学部准教授)

緒方靖弘(デジタルアーカイブ推進コンソーシアム事務局長/寺田倉庫株式会社執行役員)

杉本重雄(筑波大学名誉教授)

数藤雅彦(五常総合法律事務所)

柴野京子(上智大学文学部新聞学科教授)

山崎博樹(知的資源イニシアティブ代表理事)