解説
鈴木春信画。和歌絵本。半紙本3冊。明和5年(1768)正月、江戸山崎金兵衛刊。墨摺り。ただし、第1冊は『絵本八千代草』上巻であるが、第2冊、3冊は、それぞれ別の絵本の取り合わせで、第2冊は、北尾重政画『絵本三家栄種』(当館請求記号:わ-52)の中巻に相当。第3冊は、石川豊信画、禿帚子作『絵本千代の春』(当館請求記号:辰-29)下巻に相当する。第1冊の明和5年正月の序に、「言の葉はやんことなきおん方の都とりを詠し給ひけるを集て、鈴木氏の筆に今様を写して、金山堂のあるしに与けれは」云々とあるとおり、「都鳥」あるいは「隅田川」を詠み入れた雲上人の歌を集め、見開きごとに一首ずつ掲げ、その趣意を汲んだ絵を添えたもの。歌人は、少将内侍、藤原季経、慈円他。絵柄は、古今に渉るが、当世風が基本を成す。(鈴木淳)
収録されているデータベース
国立国会図書館デジタルコレクション
国立国会図書館デジタルコレクションは、国立国会図書館で収集・保存しているデジタル資料を検索・閲覧できるサービスです(収集・保存したウェブサイト、CD/DVD等のパッケージソフトは除く)。
最終更新日
2026/03/03