Description
若冲は庭に鶏を数十羽飼い、写生していたことで知られる。本作ではそのうちの1羽を捉えたものであろうか、米俵に乗り、まるでサーカスのように片脚でバランスをとる鶏が描かれる。正面向きの鶏は若冲の代表作である《動植綵絵 群鶏図》(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)や《仙人掌群鶏図》(西福寺蔵)にも登場するが、横向きの鶏に比べ、よりユニークな表情を見せる。本作は粗く描かれたように見えるが、米俵のしめ縄や、鶏の顔、羽、脚にいたるまで墨の濃淡を使い、丁寧に描写しており、よく見ると鶏冠や肉髯には微細な点状の模様が施されている。
Data source
Tokyo Fuji Art Museum Collection Database
This database showcases some 2,000 objects from our collection of some 30,000 pieces of artworks from various periods and cultures including Japanese, Eastern and Western works, ranging from paintings...
Last updated
January 9, 2026