Suit of Armor in Purple Susogo Laced Style 紫裾濃威鎧 兜・大袖・小具足付むらさきすそごおどしよろい かぶと・おおそで・こぐそくつき
Description
中世の大鎧を模し、小具足を加えた江戸時代の復古鎧。大鎧は右脇に独立した脇盾(わいだて)を備え、草摺を四間にし、原則として兜・大袖を伴う。本鎧の胴・大袖は概ね基本構造を踏襲し、各所に高肉透彫した豪華な葉菊の裾金物を打ち連ねる。札は革本小札を用い、威毛は上から白糸・薄紫糸・紫糸の紫裾濃威で、中世軍記にも上層武将の着料として散見する。退色が著しい絵韋(がわ)は茶染の藻獅子韋のようである。籠手は菊に蝶金物で飾ったいわゆる義経籠手(鎌倉時代、春日大社蔵)を模すが、丸龍の臂金(ひじがね)など独自の意匠も用いている。 兜は黒漆塗十六間星兜、前後には通例の鍍銀の地板を伏せて金銅の篠垂(しのだれ)を垂らすが、左右は高肉彫鍍金の這龍の金物を直接打った異形式である。立物は革の鍬形に獅噛(しがみ)と刳半月(くりはんげつ)を添え、三段の𩊱は二段を吹返し、小さな金銅高肉彫の乱菊を据えている。頬当は垂のない燕頬と、垂二段の喉輪を備え、他に小袴仕立の伊予佩盾、五枚筒臑当を伴う。
Data source
Tokyo Fuji Art Museum Collection Database
This database showcases some 2,000 objects from our collection of some 30,000 pieces of artworks from various periods and cultures including Japanese, Eastern and Western works, ranging from paintings...
Last updated
January 9, 2026