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寛永飢饉鼡物語 寛永飢饉鼡物語カンエイ キキン ネズミ モノガタリ

Description

1冊。仮名草子。作者未詳。初版の書名は『薬師通夜物語』で、寛永20年(1643)ころの刊。藪薬師福斎が因幡堂の薬師に通夜した夜更けに、頭に鼠・丑・寅などの十二支の像を載せた薬師十二神たちが集まって、寛永18年秋から20年春に亘る大飢饉について話し始める。鼠の宮毘羅大将が窮状を薬師に訴えようとするところに、大黒があらわれ、鼠に代わって、薬師と問答を交わす。過去の飢饉の歴史、異国本朝の故事などを交えながら、武士や町人の奢侈が困窮の本当の原因であることを述べる。諸本巻末の「寛永二十年二月日 大黒判」の日付は大黒の下知状の日付であって刊記ではない。掲出本は原題簽が欠落し、書題簽に「寛永飢饉鼠物語 焼板 全」と仮の書名を補っているが、版式は、谷脇理史編『仮名草子集』(早稲田大学蔵資料影印叢書 国書篇 第39巻 1994.9)で3種の版に分類した内のAの初版本に属する。屋代弘賢の「不忍文庫」印と、徳島藩蜂須賀家の「阿波国文庫」印を捺す。(岡雅彦)(2026.3)

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National Diet Library Digital Collections

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September 3, 2026