Description
銀製小町琴柱形の簪にに茱萸袋の飾りを付けた歩揺簪で一対(188と189)で伝わる。茱萸袋は重陽の節句で茱萸を袋に入れて飾ったもので、銀製毛彫で袋を表し、茱萸の葉は金銅製、実は珊瑚玉で表している。銀鎖の先に銀鈴を付けた歩揺が下がる。歩揺簪は寛政年間に流行し、鎖の先に蝶や鳥・小鈴などを付けて、歩くたびに揺れ動いて音がするようにしたもので、主に上流階級で用いられて華美を極めた。文化・文政頃に江戸で廃れ、その後上方でも廃れて文久頃には全く絶えたとされるが、実際には近年まで作られ、使用されていた。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。
Data source
Cultural Heritage Online
A portal site of cultural heritage aimed at disclosing information on tangible and intangible cultural heritage of the country and region. Agency for Cultural Affairs, Government of Japan and National...
Last updated
April 10, 2026