Description
この時、三代目歌右衛門は二度目の下江で、ライバル三代目三津五郎との共演が話題になり、大人気だったところに、五月の予定が六月に延引して、待ち焦れたファンが大挙して押し掛けたのだった。「双蝶々曲輪日記」は、長吉と長五郎という二人の角力取の主人公が登場する芝居で、拮抗する大立物がいる座で上演されることが多い。煙0711.712の「蝶☆山崎踊」も「双蝶々」の書き替え狂言であり、団十郎と菊五郎の同座という事情があった。しかも、この興行は、大切に「戻駕色相肩」を歌右衛門と三津五郎の二人で演じているが、「蝶☆山崎踊」の時も「戻駕」の書替ものが出ている(煙0769.煙0336)。本作は「米屋場の段」。姉の留守中、放駒は濡髪を家に呼び、濡髪が門口にたどりついたところである。この後、煙0718.0728の場面へと移っていく。
Data source
ARC Ukiyo-e Portal Database
ARC Ukiyo-e Portal Database enables a user to search and view a variety of ukiyo-e which is published on the web including the collection of Art Research Center, Ritsumeikan University.
Last updated
December 31, 202607
