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Description

(資料年月日)1923年3月6日 (出典)『青森県報 第一〇八六号』 青森県立図書館所蔵
(解説)
 本項に掲載した資料は、年代順に配列されているが、内容別に見れば、衛生状態の調査報告、民間の保健意識、衛生の督励、医療制度の改善の各事項に関するものを集成した。衛生状態の調査報告に関するものは、資料500・501・503・504である。資料500は、上北郡三沢村(現三沢市)が上北郡長にあてた調査報告である。結核・トラホーム・ハンセン病(当時はらい病と称されていた)が調査されているほか、上下水道がないことなどが報告されている。資料501は、1918(大正7)年の町村長例会での諮問事項に対する三沢村の回答である。衛生思想普及に取り組んでいることが指摘されている。資料503は、県立青森病院長が雑誌に寄稿した文章で、青森市の衛生状態を論じている。まず気候について、夏季の青森市は避暑地として適当であること、冬季は健康によいとはいえない気候であることが指摘されている。その一方で、青森市の道路が広いことや、空気がきれいであることは居住条件として優れていること、上下水道の充実は健康状態の改善に役立ったことが述べられている。しかし、家屋が他都市と比べて遜色があり、衛生的とはいえないことが指摘されている。資料504は1920年時点での無医師町村数の調査である。これによれば、県下2市168町村のうち、無医師町村は64となっている。
 資料502は、民間の保健意識に関するものである。これは、1週間の疫病退散祈願をおこなった妙法講の代表者が、喜捨された資金を黒石町伝染病院の建設資金として寄付するという内容の願いである。この資料は伝染病に対する民間の意識が高まっていることを示している。
 資料493~496は衛生の督励に関する資料である。資料493は、1913年の凶作に際し、食物などが悪化し、衛生状態に影響を及ぼすことを注意している文書であり、資料494は、田名部警察署長が奥内衛生組合長に、衛生状態の督励を促している文書である。資料495・496は、上北郡役所が三沢村長に出した文書であり、前者は不良飲料水の改善を促したものであり、後者は防疫事務講習について連絡したものである。
 資料497~499・505は医療制度の改善に関する資料である。それぞれ、産婆講習規定の改正の資料、青森看護婦会の会規、医師の配置増加と産婆の養成を求める東津軽郡役所の文書、青森県立青森病院の看護婦講習生の募集についての文書である。いずれも医療体制の充実を目指す文書である。

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Kenshi Text Database, Digital Archives of Aomori Prefectural History

A text database of "The History of Aomori Prefecture" and "The History of Aomori Prefecture Series" published from 2001 to 2018.

September 8, 2022