Jump to main content
/

原子力が与える力(被害)について

原子力について

▪︎館長からの一言

2024年、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞しました。

これは、核兵器なき世界の実現に向けた取り組みが評価されたことによるものです。このように、日本国内では核廃絶の声がある一方で、直近の衆議院選挙で自民党が大勝し、憲法九条改正や、非核三原則についての議論を行う段階まで来ています。そこでふと原子力が与える様々な影響について興味を持ったので特に原子力事故について調べようと思います。

▪︎この展示について

日本では3.11の福島第一原子力発電所事故が有名ですが、世界で最初に起こった原子力事故をご存知ですか?原子力が何か、ちゃんと理解している人は少ないと思います。

今回はどのような事故があったのか、また何故起こったのか被害の大きさなども詳しく調べています。

過去の事例から学び、我々が今するべきことについて考えていきましょう。

  • 「カナダNRX原子炉の事故抄録」 第一部

    この資料には、NRX原子炉の概要、制御方式、非常措置、事故の情況などが記述されている。電源開発原子力室 水曜ゼミ資料。事故・安全性。関連資料0014857。

    これが最初に言った世界初の重大事故です。事故の大きさを表すINESはレベル5です。

    調べると世界初は、ドイツで起こったライプツィヒ原始事故と出てきますが、臨界状態に達していなかったため重大事故ではないと考えています。

  • イギリスの原子力

    原子力平和利用調査会 編,読売新聞社

    ここで起きたのは、ウィンズケール原子炉火災事故。1957年に起きた原子炉火災事故です。この原子炉は、核兵器を生産する目的で作られたものです。事故はカンブリア州にある原子力施設のウィンズケール(現在のセラフィールド) の敷地にある原子炉1号炉の炉心で火災が発生したもので、多大な放射能汚染を周囲にもたらしました。INESレベルは5です。

  • 「TMI事故の全般的様相」

    取扱注意資料。TMI事故について米国の某コンサルタント会社がスウェーデンの電力会社のために、6/15付で取まとめた報告書(技術、法律、経済、規制などについて詳しく分析されている)を入手した際に、特に興味のある点を列記したもの。

    この事件はスリーマイル島原子力発電所事故。1979年3月28日、アメリカ合衆国東北部ペンシルベニア州のスリーマイル島原子力発電所で発生した重大な原子力事故です。

    この事故は二次冷却系用非常給水ラインを閉じたまま原子炉の運転を継続したことが、後にこの事件における最も重大な違反、事故要因とされていますINESレベルは5です。

  • 福島第一原子力発電所事故に係る調査と分析・評価

    原子力安全基盤機構

    この事故は知っている方が多いと思います。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う津波により、東京電力の福島第一原子力発電所で発生した原子力事故です。INESにおいて7段階レベルのうち、当初はレベル5に分類されましたが、後に最高となるレベル7(深刻な事故)に引き上げられました。

▪︎展示を見終わった人へ

この度は私の作品をご覧いただき下さりありがとうございました。原子力による被害だけを取り上げましたが、利点もたくさんあります。それを知った上で、原子力について考えていきましょう。

▪︎関連イベントについて

・東日本大震災・原子力災害伝承館

・福島県環境創造センター交流棟

・日本科学未来館

・チェルノブイリ国立博物館