Jump to main content
/

お金の歴史

館長のあいさつ

 少し前ですが五百円玉が新しくなって、紙幣のデザインも新しくなって現在もどんどん変わっていくお金の歴史を皆さんに知っていただけるような展示になっていますので楽しんでみてください。

展示の趣旨

 この展示では日本で最初の硬貨から現代に至るまでのお金の変化を紹介しています。それぞれの時代のお金の特徴やいろいろな背景なども説明しています。今私たちが当たり前のように使っているお金やキャッシュレス決済などがどのような変化をしてきたのかを思いながら見てみてください。

お金の歴史

  • ビジュアル日本のお金の歴史

    井上正夫 著,ゆまに書房

    7世紀終盤から布や銀に替り登場した銅銭をめぐる政府と民衆の駆引きを図版も含め解説。(日本図書館協会)

    館長からの一言

     708年に最初の貨幣、和同開珎が発行されると、711年に蓄銭叙位令が発令され、和同開珎の流通と物品経済への浸透が目指された。この施策は有力者により死蔵されることで失敗に終わったものの、公権力によって銭貨の流通が目指されたということは大きな意味を持つ。後に私鋳銭の流通などにより法定価値は低下していく。この本朝十二銭以降、日本の公権力による通貨発行は豊臣秀吉まで途絶え、その間は宋銭・明銭などを輸入することで国内へ流通した。

    この写真は日本で最古の硬貨と言われている富本銭です。富本銭はまじないに使われたという説もあります。

    この後にもまだまだたくさんの硬貨や貨幣が出てきますのでお楽しみに。

  • ビジュアル日本のお金の歴史

    草野正裕 著,ゆまに書房

    日本銀行の創立、金本位制からの離脱、円相場の変動制、電子マネーなど、近代国家になり〈円〉の誕生から電子マネーまでのお金の歴史。(日本図書館協会)

    館長からの一言

     先ほどは古代のお金の歴史を知ってもらうものでしたが、次は現代のお金の変化です。

    日本という国に円ができて人々がお金を当たり前に使うようになっていきました。しかしそれでもお金はどんどん変わっていっています。それはいくつかの面で変わっていっています。たとえば左の写真は明治4年式の五円金貨です。今の皆さんが知っている五円玉とはいくつか違うところがあります。まずは今の五円玉の特徴である真ん中の穴がなく、デザインに変化があります。また他にも大きさや金貨の成分など違いがたくさんあります。また目に見えるような変化だけではありません。今と昔では円の価値が違います。これは毎日変わることです。また最近ではキャッシュレス決済もできるようになっているためどんどん変わっています。このように現在に至るまでにたくさんの変化があります。

和同開珎
和同開珎は、和銅元(708)年に武蔵国秩父郡の銅が献上されたことがきっかけで鋳造されたと言われています。和同開珎は日本で最初の流通用の鋳造貨幣です。
永楽通宝
永楽通宝とは、中国明代の第3代皇帝永楽帝の時代に、永楽9年(1411年)から鋳造が始まった銅製の貨幣です。この貨幣は円形で中央に正方形の穴が開いており、「永楽通宝」という文字が刻まれています。日本では室町時代に大量に輸入され、江戸時代初期まで一般的な通貨として流通していました。特に価値が高く、標準貨幣として広く使用されました。
天正大判
豊臣秀吉秀吉が京都の彫金師後藤徳乗に作らせた金貨で、本朝十二銭以来の日本の公権力による貨幣発行である。上下に菱形の桐の極印が品質保証、贋作防止のために打たれており、そのことから菱大判ともいう。10両として通用し、〈拾両〉と〈後藤〉の二字、及び花押が墨書されている。主に贈答や恩賞などに用いられた。(浜島書店編集部,新詳日本史,浜島書店,2022)

展示を見終わった人へ

 いかがだったでしょうか?みなさんが今当たり前に使っているお金の歴史を知り、少しでも面白いと思っていただけたら嬉しいです。少しでも興味を持ってくれたら自分で調べてみてください。