世界のおもちゃ録
古くから子供の遊び相手となってきたおもちゃ。 人形やボードゲーム、積み木、けん玉、凧あげやたまごっちで遊んでいた幼少期を覚えておいででしょうか。 急速な電子機器の発達を受けてもなお、子供たちの傍には何かしらのおもちゃが寄り添っています。 世界のおもちゃを集め、ちょっとした小ネタを挟みながら紹介していきます。
作成者:まああ
責任表示:実践女子大学短期大学部「図書館情報資源特論」にて作成
二次利用について:CC BY
最終更新日:2023年1月11日
世界のけん玉
けん玉なんて、日本限定のおもちゃなのでは? 私にもそう思っていた時期がありました。
日本に広まったけん玉の発祥は、16世紀フランスに生まれたものと言われています。
フランス語で「ビル・ボケ」と呼ばれ、街角の子供たちに遊ばれていたそう。
木の軸の上下両端に受け皿があり、そこに糸でつながれた木の玉を上手に載せて遊ぶものでした。
日本では木製のけん玉がメジャーですが、世界には骨や貝を組み合わせて作られたものも存在します。
こちらは受け皿で受けるのではなく、軸の棒に突き刺して受け止めるようです。
突き刺して成功させるか、玉を乗せて成功させるか。果たしてどちらが難しいでしょう…
ままごと道具
なにか別の存在になって遊びたい子供たちのお供、ままごと道具。情緒や想像力を育み、社会性を学ぶものとしてごっこ遊びは最適です。
各地の生活様式に合わせ、使われる道具の種類は様々。
日本にままごと遊びが定着したのは江戸時代と言われていますが、平安時代にもままごと道具は存在しており、遡ればなんと古墳時代からも、ままごと道具として使われたと推定される道具が出土しています。
時代が進むにつれて道具や材質のバラエティーが増え、よりリアルな遊びができるようになっていきました。
DOLL
ぬいぐるみと合わせて子供に人気のおもちゃ、お人形。
世界各地に存在し、それぞれの地域によってデザインや服装などが異なります。同時に、好まれる人形の特徴も違うそうです。
日本ではぽぽちゃん人形やメルちゃん人形などが今なお高い人気を集めていますね。肌はベージュでマットな質感、大きめの優しい瞳、柔らかな四肢が特徴的です。
そんな日本で、過去にバービー人形を売り出そうと試みられたことがありましたが、デザインや印象などが日本人の好みに合わず、売れなかったんだとか。対して、日本人の好みを押さえたリカちゃん人形は一躍大人気となりました。
動物のおもちゃ
人形ときたら動物でしょう。
人形にはその国の文化が服飾に表れているのに対し、動物のおもちゃは装飾や動物の種類に表れています。
その土地に馴染みのある動物がおもちゃとして作られる傾向があり、同じ動物でも、国によって特徴が異なるのもまた見どころです。
日本の犬のおもちゃが最高に可愛い。
乗り物のおもちゃ
ミニカーやトーマス、プラレール。日本でも乗り物のおもちゃは大人気ですね。
装飾が細かいとか、全部のドアが開くとか、時速50キロ超えで走るとか、おもちゃごとにそれぞれこだわりがあります。
子どもだけでなく大人まで魅了される、深い乗り物の世界。ここでは世界の乗り物のおもちゃを集めました。
こうしてみるとどれも素敵で、おもちゃというよりも工芸品のようです。
おもちゃとして作られる乗り物の種類にも、それぞれの文化の特徴が出ています。
本資料は、昭和46年(1971)~同47年にトミカが製造した「トヨタクラウンタクシー」である。トミカ初のタクシーモデルで、発売期間は昭和46年3月から同47年9月の1年半であった。 資料底面には、玩具の詳細が金属板に書かれており「tomica/NO.32/S=1/65/NEW CROWN/MADE IN JAPAN」とある。正面・後面には、ライトやナンバープレートが表現され、ガラスが入っている。タクシーランプに「タクシー」と書かれている。側面には、バック側に「CROWN」とあり、ガラスは入っていない。車内には、ハンドル・シート・ドア内側なども細かく表現されている。車軸にピアノ線を使用している。前列ドアが開閉できる。 保存状態は、所々塗料が剥がれているが状態は良い。 【トミカ】 昭和45年(1970)、ミニカーといえば外国車や43分の1サイズなどの大型モデルが中心だった時代にトミカは誕生した。トミカは国産車で子供の手のひらサイズという新しいコンセプトのミニカーだった。手のひらにのせた時にクルマらしい感覚を感じてもらうために素材はダイキャストである。塗装は本物と同じような焼付け塗装。精巧なサスペンション機能や軽く押すだけでよく走る走行性能を備えながら手頃な価格で、瞬く間に人気商品となった。今では7歳以下の男の子の86.5%がトミカを所有。子供たちがクルマに憧れる気持ちは、いつの時代も変わらず親子3世代にわたって親しまれる、ロングセラーブランドに成長している。現在(平成22年2月)は常に140種をラインナップ。毎月第3土曜日に新車を発売し、ラインナップを入れ替えている。 1970年、トミカ誕生(ワールド商品も登場)。 1972年、60車種突破、「トミカダンディ」発売。 1974年、100車種突破。 1976年、「外国車シリーズ&ロングトミカ」登場、トミカ生産台数1億台突破。 1977年、スーパーカーブーム到来、外国車シリーズにスーパーカー続々登場。 1984年、現在の赤帯パッケージに一新、トミカ総生産台数3億台突破。 1988年、トミカ120番体制へ。 1993年、電池で走る「8/0トミカ」発売。 1999年、ラジオコントロール出来る「R/Cトミカ」発売。 2000年、30周年記念1台100万円の「純金トミカ」発売、「第3土曜日はトミカの日」として毎月トミカ販売スタート、「トミカ博」初開催。 2001年、「ハイパートミカパーキング21」発売、「トミカリミテッド」登場、「東京モーターショー」へ初参加。 2005年、トミカ35周年、初の直営店「トミカショップ」東京駅にオープン。 2010年、トミカ40周年、トミカNo.140発売(トミカ140番体制へ。)、累計販売数5億3800万台突破。 <参考> HP『トミカ』 http://www.takaratomy.co.jp/products/tomica/
ボール、球、玉
ボールは友だち。こんな言葉を聞いたことがあるでしょうか。その言葉通り、ボールは古くから遊ばれてきました。
世界最古の球技はスポールブールと言われており、その原典となるものは古代エジプトやギリシャに5000年以上昔から存在しているそうです。
スポールブールの遊び方は至って簡単。こぶし大、重さ一キロ程の真鍮のボールをゴールの球に向かって転がし、何度当てられたかを競います。
日本にも蹴鞠と呼ばれるスポーツが平安時代を中心に流行し、今なお続いていますが、その発祥はなんと紀元前300年前の中国。
兵士の体力向上のためのスポーツとして生まれたこの競技は、のちにサッカーへ発展したという説もあります。
カードゲーム
アナログゲームの真髄、カードゲーム。カード一つで可能な遊びは多岐に渡り、世界中で愛されてきました。
多くの国に広まったトランプから、自国の文化を最大限発揮したローカルなカードまで。
遊び方だけでなく、装飾や形、枚数など、それぞれの特徴がよく表れています。
現在の姿のトランプの登場は14世紀後半。ヨーロッパ各国に現れたものが、世界各地に広まるとともに名称、絵柄、枚数が変化していきました。
スペードは剣、ハートは洋盃、ダイヤは貨幣、クラブは棍棒をそれぞれ象ったもの。
トランプだけでもババ抜きやジジ抜き、大富豪大貧民、ポーカーやスピード、ダウトなど、ここには書ききれないほど多くの遊びが可能です、
うんすんかるたはポルトガルから伝わったかるたが日本風にアレンジされたカードゲーム。ポルトガル語で「うん」は「一」、「すん」は「最高」の意。「かるた」も実はポルトガル語。計75枚のカードには、日本、中国、西洋の趣味や風俗が入り混じった独特な絵が描かれている。
北海道・野付湾の小さな港町・尾岱沼(おだいとう)。この地方に代々伝わる冬の遊びが、「下の句かるた」です。百人一首の下の句を読み、下の句の書かれた木札を取るかるた遊び。もともと江戸後期に会津の武家や商家で広まった遊びでした。江戸末期、ロシアとの国境警備を命じられた会津藩士たちが野付周辺に移住した際に持ち込んだと言われます。会津藩士たちが残した置き土産、町の集会所で、勝負は夜通し続きます。<br><br>(この動画は、2014年に放送したものです。)
カルタとはもともとポルトガルの cartaが安土桃山時代に輸入されて、日本でさかんになった遊戯具です。日本では、花鳥や器物の絵柄を合わせる絵カルタや、小倉百人一首カルタに代表されるような和歌を書いたカルタなど、さまざまなカルタが作られました。
遊ぶ子どもたち
何かで楽しそうに遊んでいる子供を題材にした作品や、おもちゃで遊んでいる子供を写した写真の数々。
人形を手にしていたり、身近にあるものをおもちゃにしていたりと、子供たちの遊び方は様々です。
あなたはどんなもので遊んでいましたか。



































































































