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基本記述プロパティ

1. rdf:type

プロパティの名前 rdf:type
URI http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#type
説明 アイテム(コンテンツに対して作成されたメタデータの単位)の基本区分を表すタイプを示す情報。ジャパンサーチで定義するクラスjps-classのURIを値に持つ。
  1. 例)https://jpsearch.go.jp/term/type/絵画
jps-classを記述情報クラス(https://jpsearch.go.jp/term/type/記述情報)とそのサブクラスとすることにより、メタデータがアイテムについての利活用データの集合であることと、その対象となるアイテムの詳細な基本区分との、両方を示している。(厳密には、jps-classを値に持つメタデータは、記述情報(データ集合)を表すものであり、コンテンツそのものを実体として定義してはいない。) 例えば、<https://jpsearch.go.jp/term/type/絵画>を値に持つメタデータは、あるアイテムについての利活用データの集合であり、そのアイテムの基本区分は絵画である。
値の記述形式 URI
出現回数 1
ソースデータからマッピングされる項目の例 Colbase「分類」、国立美術館所蔵作品総合目録「ローカルジャンル」、サイエンスミュージアムネット「界名(日本語名)」、全国書誌「資料種別」

2. rdfs:label

プロパティの名前 rdfs:label
URI http://www.w3.org/2000/01/rdf-schema#label
説明 アイテムを識別する名前。言語タグは用いない。
値の記述形式 文字列
出現回数 1
ソースデータからマッピングされる項目の例 「タイトル」などの項目、ARC古典籍ポータル「統一資料名」、アートコモンズ「展覧会・イベント名称」、米国議会図書館本源氏物語翻字「内容記述」

3. schema:name

プロパティの名前 schema:name
URI http://schema.org/name
説明 タイトル、別名、読みなど、検索対象とする名前。言語タグを用いて区別する。同じ言語タグの名前が複数ある場合、文字列部分がrdfs:labelと一致するものは「タイトル」、一致しないものは「別名」に相当する。
  • ・読みの言語タグについて、カタカナの場合には、ja-Kanaを用いる。
  • ・読みの値が平仮名の場合は、JPSでカタカナに変換したものも値に持ち、カタカナ(言語タグja-Kana)で統一的に検索できるようにしている。変換前の平仮名の読みには、ja-Hiraを用いる。
  • ・ローマ字にはen-JPを用いる(「日本語のローマ字表記」としてはja-Latnだが、ジャパンサーチでは英語名と同時に検索できるよう変則的なものを使用)。
  • ・言語タグの値は、大文字となる部分も小文字で格納される(RDFストア「Virtuoso」の仕様による制約事項)。
値の記述形式 文字列(言語タグ付。RDFリテラルの言語タグの定義としてはRFC 5646(より厳密には最新版に合わせて更新されるBCP 47)に従う )
出現回数 1-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 rdfs:labelにマッピングされる項目、「タイトルよみ」「タイトル英文」「別タイトル」などの項目、サイエンスミュージアムネット「学名」(和名に対するもの)、メディア芸術DBゲーム「省略タイトル」

4. schema:contributor

プロパティの名前 schema:contributor
URI http://schema.org/contributor
説明 コンテンツに寄与した人や組織の情報。映画などの出演者なども含む。このプロパティは、schema:creatorschema:publisherに該当しない寄与者を値に持つ。
値の記述形式 URI (jps:agential/jps:valueの値と一致)
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 「主催者」「協賛・協力」などの項目、ARC浮世絵ポータル「彫師等」、青森県史DA古文書・文献史料「宛所・受取人」、ARC番付ポータル「役者・スタッフ」

5. schema:creator

プロパティの名前 schema:creator
URI http://schema.org/creator
説明 コンテンツの制作の中心となった人や組織の情報。
値の記述形式 URI (jps:agential/jps:relationTyperole:制作またはその下位区分の時、jps:agential/jps:valueの値と一致)
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 「作者」「作成者」「作家名」「著者」「編著者」「撮影者名」などの項目、ARC浮世絵ポータル「絵師」、青森県史DA古文書・文献史料「差出人・作成者・著者」

6. schema:publisher

プロパティの名前 schema:publisher
URI http://schema.org/publisher
説明 出版者、制作会社、配給会社など、コンテンツの発行を行った人あるいは組織の情報。
値の記述形式 URI (jps:agential/jps:relationTyperole:公開またはその下位区分の時、jps:agential/jps:valueの値と一致)
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 「出版者」「発行者」「公開者」などの項目、ARC浮世絵ポータル「版元」、日本アニメーション映画クラシックス「配給会社」、メディア芸術DBアニメ「放送局/劇場/販売元」

7. schema:temporal

プロパティの名前 schema:temporal
URI http://schema.org/temporal
説明 コンテンツに関係する時間の情報。このプロパティでは、制作、発行、主題など「何の」時間であるかの違いを区別しない。
値の記述形式 西暦年(1年間、複数年間)、時代など時間範囲のURI (jps:temporal/jps:valueの値と一致)
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 「時代世紀」「制作年」「撮影年月日」「出版年」「内容年」などの項目、「会期(開始年月日)」「会期(終了年月日)」のように開始と終了がある場合の開始の項目

8. schema:dateCreated

プロパティの名前 schema:dateCreated
URI http://schema.org/dateCreated
説明 コンテンツが制作された時間。制作日の情報が提供されている場合は、schema:temporalに年単位のURI形式、このプロパティに文字列の値を持つ。
値の記述形式 文字列(原則としてYYYYまたはYYYY-MMの形に正規化した値。複数年の場合YYYY-YYYYの形で表す。)
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 「時代世紀」「制作年」などの制作された時間を表す項目

9. schema:datePublished

プロパティの名前 schema:datePublished
URI http://schema.org/datePublished
説明 コンテンツが発表・出版された時間。発行日の情報が提供されている場合は、schema:temporalに年単位のURI形式、このプロパティに文字列の値を持つ。
値の記述形式 文字列(原則としてYYYYまたはYYYY-MMの形に正規化した値。複数年の場合YYYY-YYYYの形で表す。)
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 「出版年」などの発表・出版された時間を表す項目

10. schema:spatial

プロパティの名前 schema:spatial
URI http://schema.org/spatial
説明 コンテンツに関係する場所の情報。このプロパティでは、制作、発行、主題など「何の」場所であるかの違いを区別しない。
値の記述形式 国や都道府県レベルの場所実体のURI(jps:spatial/jps:valueの値と一致)
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 「国名」「都道府県名」「出土地」「出版地」「緯度」「経度」などの項目

11. schema:about

プロパティの名前 schema:about
URI http://schema.org/about
説明 アイテムの主題を表す情報またはキーワードのようにアイテムの内容の主たるものを直接指し示す情報。

季語や生物分類、名所旧跡の分類など広く使われそうな語彙はそれ自体を構造化してジャパンサーチで定義している。

  1. 例1)https://jpsearch.go.jp/term/keyword/歳時記:春眠
  2. 例2)https://jpsearch.go.jp/term/keyword/トウゴロウイワシ科

値の記述形式 URI
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 「主題」「キーワード」などの項目、「タイトル」などの項目で被写体やモチーフを表す値を持つもの

12. schema:genre

プロパティの名前 schema:genre
URI http://schema.org/genre
説明 アイテムの内容の類型や様式を表す情報。
値の記述形式 URI
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 「分類」「ジャンル」などの項目で、アイテムのrdf:typeとならないもの

13. schema:category

プロパティの名前 schema:category
URI http://schema.org/category
説明 文化財の指定区分など、コンテンツの内容にかかわらない区分。
値の記述形式 URI
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 ColBase「文化財指定」、早稲田演博JDTA「カテゴリ」

14. schema:identifier

プロパティの名前 schema:identifier
URI http://schema.org/identifier
説明 コンテンツやそのメタデータの流通のために広く共有されている識別子。識別子の種別は導入句、urn:などで示す。 特定のデータベース内の識別子や、所蔵機関における請求記号などは該当しない。
値の記述形式 文字列(導入句付またはURN)
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 「ISBN」「DOI」「規格番号」など、広く共有されている識別子の項目

15. schema:isbn

プロパティの名前 schema:isbn
URI http://schema.org/isbn
説明 ISBN(国際標準図書番号)。
値の記述形式 ハイフンを除去した10桁もしくは13桁の文字列(schema:identifierは、同じISBNが導入句付で元データのままの値(文字列)を値に持つ)
出現回数 0-n

16. schema:issn

プロパティの名前 schema:issn
URI http://schema.org/issn
説明 ISSN(国際標準逐次刊行物番号)。
値の記述形式 4桁の数字をハイフンで連結した文字列(schema:identifierも同じ値を持つ)
出現回数 0-n

17. schema:inLanguage

プロパティの名前 schema:inLanguage
URI http://schema.org/inLanguage
説明 作品の記述言語。本文の記述言語が複数ある場合はプロパティを繰り返して値を持つ。アブストラクト(要約)のみ英語など、部分的な場合は該当しない。
値の記述形式 米国議会図書館リンクトデータサービスが提供するISO639-2言語コードのURI
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 「言語」などの項目

18. schema:image

プロパティの名前 schema:image
URI http://schema.org/image
説明 サムネイル画像など、コンテンツの特徴を確認するためにコンテンツの提供者または第三者が公開している画像。
値の記述形式 URI
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 「サムネイル画像URL」「代表画像URL」などの項目

19. schema:abstract

プロパティの名前 schema:abstract
URI http://schema.org/abstract
説明 コンテンツの要約、抄録、解説、解題。言語タグを用いて区別する。

例)
"あたかも鯉幟(こいのぼり)のような大きな鯉が、滝壺で悠然と水しぶきを浴び、別の一匹は力強く滝を登ってゆく。現実には決して見ることのない虚構の世界を描いているものの、私達は北斎の計算された堅固な絵画空間から、眼を離すことが出来ない。"@ja
"One big carp like a huge carp-shaped streamer which are traditionally used for Japanese Boys' Festival on every May 5th, is enjoying a splash of waterfall at a basin. Another carp is swimming up the waterfall very strongly. The world represented here is unreal, but Hokusai's exquisite and bold composition creates a peculiar, impressive world."@en

値の記述形式 文字列(言語タグ付き。言語タグは、ISO639-1言語コードを用いる)
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 「要約・抄録」「解説」「解題」などの項目

20. schema:description

プロパティの名前 schema:description
URI http://schema.org/description
説明 アイテムに関する注記。アイテムやコンテンツの識別や選択に有益な情報で、他のプロパティに該当しないものを値に持つ。必要に応じてソースデータの項目名を導入句として加える。
値の記述形式 文字列
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 「注記」「員数」「数量」「寸法」「形状・形態」「技法・素材」「材質」「原文の言語」などの項目、ARC浮世絵ポータル「判種」

21. schema:isPartOf

プロパティの名前 schema:isPartOf
URI http://schema.org/isPartOf
説明 コンテンツをその一部とする上位コンテンツやコレクションの情報へのリンク。
値の記述形式 URI(jps:partOf/jps:sourceの値と一致)
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 国立公文書館デジタルアーカイブ「親資料URI」、NDLデジタルコレクション「シリーズタイトル」「掲載誌情報」、絵入源氏物語「頁数情報」

22. schema:hasPart

プロパティの名前 schema:hasPart
URI http://schema.org/hasPart
説明 コンテンツの一部をなす、またはコンテンツに含まれる情報へのリンク。schema:hasPartの値を含めて1つのコンテンツとみなされるときは、構造化プロパティがschema:hasPart下位にマッピングされることもある。
値の記述形式 URI、または構造化値
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 早稲田演博JDTA「上演作品/演目名ID」、ARC番付ポータル「外題」

24. schema:exampleOfWork

プロパティの名前 schema:exampleOfWork
URI http://schema.org/exampleOfWork
説明 コンテンツが具体的な物体として体現した作品そのものの情報。
値の記述形式 URI
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 NFAJ所蔵映画フィルム検索システムの映画作品情報に関する項目

25. schema:workPerformed

プロパティの名前 schema:workPerformed
URI http://schema.org/workPerformed
説明 公演、イベント等のコンテンツにおいて、演目として上演された作品そのもの。
値の記述形式 URI
出現回数 0-n
ソースデータからマッピングされる項目の例 連歌・演能・雅楽データベースや早稲田演博JDTAの上演された作品情報に関する項目

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